飯野和好

◇自著を語る◇ 夢枕 獏 『ぐん太』
『ぐん太のこと』 『ぐん太』は、作家になってから、三十五年あまり、ずっと心の中で温めてきた物語です。いつか、絵本というかたちで世に出したいと思い続けてきました。そもそものことで言えば、五十年ほど前、二十歳の大学生の時に、一冊の絵本と出会ったのがきっかけです。タイトルは『八郎』。斎藤隆介作、滝平二郎画の、素晴らしい絵本です。