田島芽瑠の「読メル幸せ」第53回
第53回
9月になりました🍂
上京して初めて感じる東京の秋。どのくらいで涼しくなっていくのかドキドキしながら過ごしています。今はまだ稽古が始まっていないのですが、9月は次に出演させていただく舞台『ドラマチックハイスクール』のお稽古で埋まっているので今からワクワクしています。この記事が公開された頃は必死に頑張っている頃だと思うので未来の自分にエールを送ります☺️
先月上京してはじめて福岡に帰りました。上京する日の飛行機の中で「次福岡に帰ってくる時は絶対仕事で帰るんだ!」と心に決めて飛び立ちました。その目標をKBCさんのおかげで叶えることができて5日間ほど帰省することが出来ました!3ヶ月ぶりのおうちはなんだかモデルルームかと思うくらいさらに綺麗になっていて「なんでこんなに家、綺麗なん」と言うと「芽瑠がいないからよ」と言われて笑いました😂アイドル時代は時間が不規則で大体一人ご飯だったから家族四人揃ってご飯を食べたのは久しぶりで嬉しかったです✨
そんな初帰省の飛行機の中で読んだ本を今回は紹介します!
高瀬隼子さんの『おいしいごはんが食べられますように』。
表紙とタイトルに惹かれて手に取った作品です。ページを捲ると1ページ目でくっと心を掴まれて流れるように5ページまで進んだのでこれだ!と思ってレジへ持って行きました。
主に登場する女性2人と男性1人の複雑な三角関係。
こんな事ってあるのかな?と思いつつも妙にリアルでちょっと気持ち悪い。正直全員嫌だ!笑
私も「めるは大丈夫」「めるちゃんは強いもんね」と言われる側なので押尾さんの気持ちもわからなくはないんです。だからと言ってあんな事はしないけど😂人間みんな何かを我慢して必死に生きていて、それが暗黙の了解みたいなところがあって、でもその中でも上手な生き方があってそれができる人って器用で羨ましいなって思う。けどその器用な生き方ってなんだろうって。いいなって思う基準は人それぞれだし、じゃあ自分の生き方はだめなのか?って聞かれるとそうじゃないと思うし、私は私、人は人で、結局同じ生き方の人なんていないから、その人の戦い方はこうなんだって。みんな必死に生きている中で探した自分の戦い方で生きているんだって。武器は人それぞれだから私は私なりの戦い方で生きていくんだって。そうこの本を読みながら思いました。
実家暮らしの時は仕事でも人に囲まれていて一人の時間がなかったからか一人でご飯食べに行くのも好きだったのですが、一人暮らしになった途端急に寂しくなっちゃって誰かと食べるご飯って美味しいなと思うようになりました。皆さんはどうですか?
それでは良い本の旅を。田島芽瑠でした。
(次回は10月中旬に更新予定です)