田島芽瑠の「読メル幸せ」第52回

田島芽瑠の読メル幸せ

第52回


8⽉になりました🐝

暑い⽇が続いていますね。皆さん体調は⼤丈夫でしょうか?

先⽇ファンクラブを開設して初の対⾯でのイベントを⾏いました🐬オンラインでのイベントはしていたのですが卒業後、皆さんと会える初めてのイベントだったのですっごくワクワクしていました!みんなと久しぶりに対⾯で会えてお話しして笑ってこの空間がとても懐かしくて居⼼地が良くて好きだな~って改めて思いました。そんな仲間に出会えるのってすっごく奇跡だろうなって思うんです。私らしくいられる場所、私を受け⼊れてくれる場所。これからもこの空間を⼤事にみんなと楽しい時間を過ごしていければなと思っています!

今⽇ご紹介するのはこちら!

田島芽瑠さん

落合恵⼦さんの『わたしたち』です。

1985年に出会った13歳になる⼥の⼦4⼈組。それから2021年現在に⾄るまでの彼⼥たちの⼈⽣を読む物語。ここまで4⼈の⼥性たちの⽣涯を読める作品ってなかなかない気がするので⾯⽩かった!

わたしがわたしになっていく物語。

田島芽瑠さん

⾃分の⼈⽣は⾃分のものであり誰のものでもない。だからこそわたしが⾊付けをしてわたしがおもしろくしていくんだ!って改めて⾃分⾃⾝を好きになることができる作品でした。1⽇を幸せだと思うかどうかも感じるかどうかも幸せを⾒つけられるかどうかも⾃分次第。私は佐智⼦の最後の⾔葉を⾔える⼈⽣にしたいとずっと思っているからこそ素敵だなって思いました。私の⽬標なんです。

「おばあちゃんになるまで友達でいたい」って思える⼈にどれだけ出会えるのだろうか。思ったとしても現実にそこまで⻑く付き合える確率って少ないんじゃないかなって思います。

田島芽瑠さん

この間久しぶりに幼馴染に会って、幼馴染の家族と私でご飯に⾏ったんです。⽣まれた時から⼀緒の幼馴染なんです。⺟同⼠が出産前に通った教室?で出会って仲良くなったらしくて、だからその⼦と私は誕⽣⽇も近くて本当にちっちゃい頃から同じように成⻑していきました。幼稚園も⼀緒で、でも⼩学⽣になってその⼦が福岡に引っ越しちゃって会えなくなっちゃったんです。お⾒送りした⾞の光景、引っ越した⽇のことを今でも鮮明に覚えています。その後⽥島家も福岡に引っ越すことになってまた⼀緒になって、ちょっと家が遠かったら頻繁には会えなかったけど何度か遊んだりしたりしているうちにその⼦が次は東京に引っ越しちゃって……。福岡に帰ってきた時にいちご狩り⾏ったりしてたけどここ2、3年は会えてなくてようやく私が東京にきたというとことで久しぶりに再会できたんです!家族みんなとはもっと久しぶりだった。いやーびっくりよ。あんなちっちゃかったその⼦の弟と乾杯する⽇が来るなんて……。お⽗さんもお⺟さんも全く変わってなくて何年も会ってなかったのにこんなにも落ち着くんだなーって幼少期の頃に戻った感覚になりました😂何年も会ってなくてもその時間の経過を感じない会った時のフィーリング。⼤事ですよね。この関係はずっと続いていくだろうなって思います。

田島芽瑠さん

⼈⽣に対しての感じ⽅の⼤事なヒントをもらえた作品でした。

それでは良い本の旅を。⽥島芽瑠でした。

(次回は9月中旬に更新予定です)


「読メル幸せ」アーカイヴ

Mama&Son オフィシャルサイト

田島芽瑠さんのプロフィール

「読メル幸せ」連載開始直前緊急Q&A!はこちら
「読メル幸せ」特別企画 田島芽瑠の一問一答!はこちら

 

藤村俊夫『EVシフトの危険な未来 間違いだらけの脱炭素政策』/本当に「環境に優しい次世代車」はEVではなく、ハイブリッド車だ
【著者インタビュー】青山文平『やっと訪れた春に』/男たちの生き様を鮮やかに描く、先の読めない時代小説