ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第72回
どの穴に突っ込まれるのか。
乞うご期待である。
現在夜中の1時である。
今日も2ちゃんねるの修羅場まとめを朗読しているだけの動画を永遠に流していたらこんな時間になってしまった。
ちなみに本日は私の誕生日なのだが特に侘しさはない。
私は数年前、大腸カメラのために病院の個室でウンコさんの出待ちをするという誕生日を経験しているため、自宅にいられるだけでもう良い誕生日なのである。
ちなみに何故そんなことになったのかというと、健康診断で引っかかり、精密検査の予約をしに行った際、担当の女医に「検査希望日はありますか?」と聞かれたので「いつでもいいです」と、無職の模範解答をしたところ「じゃあ、この日で」と誕生日を指さされたからである。
もちろん「その日はちょっと」と、夕飯は何でもいいと言っておきながら、出てきた名状しがたき草と動物の死骸を焼肉のタレで炒めた物に文句を言う末っ子ムーブをしても良かったのだが、ピンポイントで誕生日を選んでくる手腕に「おもしれー女医」となってしまい、あえて誕生日に大腸検査をすることになってしまった。
大腸検査とは尻からカメラを入れる検査であり、事前に腸を空にしておく必要がある。
よって朝9時に現場入りし、熱狂的ウンコファンとして1リットルの下剤を飲んで彼がゲートにやってくるのを今か今かと待つ、アツい誕生日を過ごすこととなった。
ちなみに、古参ファンとして、これから病院で出待ちをする新規ファンに老婆心ながらアドバイスさせていただくと、下剤1リットルの真の辛さは飲むことでも出すことでもなく「寒さ」である。
11月で暖房の効いた部屋でも1リットルの下剤を飲むと恐ろしく体が冷えるのだ。
よって、夏コミに凍らせたペットボトルを持って行く感覚で、大腸検査にはカイロなどの防寒アイテムを持ち込むことをお勧めする。
出す作業ももちろん辛いのだが、それは最初だけであり、第一陣さえ関所を通ってしまえばあとは顔パスという感じで出ていくし、検査に関しては薬で眠るため気づいたら「事後」になっているので特にダメージはない。
ちなみに今年1年半ぶりに健康診断を受けたところ、婦人科系で引っかかってしまい、精密検査に行ったところ今度は股間に何かを突っ込まれた。