同志少女よ、敵を撃て

『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬/著▷「2022年本屋大賞」ノミネート作を担当編集者が全力PR
 昨年8月。アガサ・クリスティー賞で史上初、全選考委員が満点をつけ大賞が決まった──。そのニュースが社内をかけめぐったあとに原稿を読んだ私は、すぐさま編集担当として手を挙げました。その日から、社内のチームで一丸となり、ゲラ作業、プルーフ作成を超特急で行い、雪下まゆさんに素晴らしいイラストをいただいて発売まで漕ぎつけた本
今月のイチオシ本【エンタメ小説】
「史上初、選考委員全員が5点満点」が話題の、第11回アガサ・クリスティー賞受賞作は、独ソ戦さなかの一九四二年、モスクワ近郊にあるイワノフスカヤ村から幕を開ける。母親のエカチェリーナとともに、狩りをして暮らしていたセラフィマの日常は、ある日突然断ち切られる。ドイツ兵によって、村人は皆殺しにされ、エカチェリーナはセラフィマ
週末は書店へ行こう!
《スターリングラードにおけるソ連軍の勝利。この一語を得るために失った人命は、ソ連軍が一一〇万人、市民二〇万人。(中略)
枢軸軍は七二万人を失った。総勢二〇〇万人超の死。これは第一次世界大戦で最大の要塞攻防戦、ヴェルダンの戦いを遥かにしのぐものだった。》「第四章 ヴォルガの向こうに我らの土地なし」より