星を掬う

『星を掬う』町田そのこ/著▷「2022年本屋大賞」ノミネート作を担当編集者が全力PR
 昨年、町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』が本屋大賞1位を獲得したと聞いた時は、言葉通り心と体が跳ねました。ですが、それは30分後にはプレッシャーへ変わっていました。実は、『星を掬う』の第一稿をいただいたのは、大賞受賞前。その原稿を読んでの感想は「悪くない」でした。『52ヘルツのクジラたち』と同じぐらい、面白か
週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド 今回の目利きさん 吉見書店 竜南店 柳下博幸さん
 週末、貴方がフラリと書店に寄ったとします。お気に入りの漫画の新刊チェックも兼ねて訪れる馴染みの書店。「お? 雑誌の表紙だけでも季節感出るものなんだね」店内レイアウトや初々しいレジスタッフの入れ替わりにも、季節の移り変わりを感じてほっこりするのでしょう。そんな時、店頭に積みあがったこの本『星を掬う』が目に留まります。
町田そのこさん『星を掬う』
人生に意義や意味を見出して希望を持ってほしかった 『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した町田そのこさんが、待望の受賞後第一作を上梓。『星を掬う』は、幼い頃に出奔した母親と大人になって再会し、一緒に暮らすことになった女性の物語。この二人はもちろん、周囲の女性たちの事情をも交え、さまざまな痛みと苦しみ、やがて見つけ