松坂桃李

◉話題作、読んで観る?◉ 第50回「流浪の月」
 2020年の「本屋大賞」を受賞した凪良ゆうの小説『流浪の月』を、『悪人』『怒り』などで知られる李相日監督が映画化。ネット上での中傷が続くデジタルタトゥーや家庭内暴力によって居場所を失った男女の姿を、いっさいのケレン味を排して描いている。更紗(広瀬すず)は10歳のときに女児誘拐事件に遭った被害者としてのトラウマを抱えて
◉話題作、読んで観る?◉ 第38回「いのちの停車場」
 現役の医師・南杏子の医療小説を、『孤高のメス』『八日目の蝉』の成島出監督が映画化。122作目の映画出演となる吉永小百合が、初めて医師役に挑んでいる。白石咲和子(吉永小百合)は東京にある救命救急センターに勤めるベテラン医だったが、センター内で起きたトラブルの責任を負い、退職する。咲和子の新しい職場は、故郷・金沢市にある
 ロックバンド「神聖かまってちゃん 」の元マネージャーとして知られる劔樹人の自伝的コミックエッセイの映画化。『愛がなんだ』をスマッシュヒットさせた今泉力哉監督が、むさ苦しいアイドルオタクたちの青春を笑いの中に愛情いっぱいに描き出している。