第2回「GOAT × monogatary.com 文学賞」開催決定! 第1回に続き選考委員長に加藤シゲアキ氏を迎え、2025年1月20日より作品を募集します。
募集期間は2025年1月20日〜2月17日。受賞作は小学館文芸誌「GOAT」第2号に全文掲載予定です。
小学館の文芸誌「GOAT」は、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントが運営するストーリーエンタテインメントプラットフォーム 「monogatary.com」と共同して、【GOAT × monogatary.com文学賞】の第2回を開催いたします。選考委員長は第1回に引き続き加藤シゲアキ氏が務め、2025年1月20日より作品募集を開始いたします。
小学館の新しい文芸誌「GOAT」は、「自分たちが心の底から読みたい、みんなに本当に読んでほしい小説を集めた文芸誌を作りたい」という編集部の思いから誕生し、2024年11月27日に第1号を刊行しました。誌名の由来は、紙を愛してやまない《ヤギ》と、《Greatest Of All Time(=史上最高の)》の頭文字から。第1号は発売直後から充実した内容やカジュアルな造本、税込み510円という価格設定で大きな話題となり、完売する書店が続出。異例の大重版が決定いたしました。
一方、ソニー・ミュージックエンタテインメントが運営するオリジナル小説作品投稿サイト monogatary.com では、日々多くのオリジナル作品が投稿され、その作品の数々は、本や音楽、コミカライズ、映像、オーディオドラマ等と様々なコンテンツへ広がっています。
【GOAT × monogatary.com 文学賞】は文芸誌「GOAT」第1号の発売に合わせて創設されました。選考委員長には「NEWS」のメンバーとして活躍しながら作家としても話題作を発表し続ける加藤シゲアキ氏を迎え、応募総数753作の中から受賞作を決定し、第1号の誌面で発表しています。加藤氏は総評の中で「楽しいものを読ませてもらいました。投稿されたすべての方に感謝をお伝えします。皆様。ともに書き続けていきましょう。」と言葉を寄せられました。
このたび、第2号の発売に合わせ、【GOAT × monogatary.com 文学賞】の第2回を開催いたします。第2回の選考委員長も加藤シゲアキ氏にお引き受けいただきました。第2回のテーマは「破る」。小説だからこそ表現可能な、ルールや固定観念や、選考委員の予想を打ち破ってくれる物語のご応募をお待ちしております。
第2回【GOAT × monogatary.com 文学賞】実施概要
2025年1月20日(月)〜 2月17日(月)
「破る」:以下の3つのルールをすべて破ってください。
1. きれいごとだけ書いてください。
2. 誰も傷つけないでください。
3. 噓をつかないでください。
4,000〜6,000字
不問
選考委員長:加藤シゲアキ(作家)
選考委員:屋代陽平(ソニー‧ミュージックエンタテインメント「monogatary.com」プロデューサ ー)、三橋薫(小学館「GOAT」編集長)
2025年5月末頃に刊行予定の文芸誌「GOAT」第2号の誌面で発表します。
大賞受賞作は「GOAT」に全文掲載させていただきます。
募集期間開始に合わせて詳細のご案内をさせていただきます。
選考委員からのコメント
加藤シゲアキ(作家)
第1回の選考後、自分が選考委員長を務めるのは時期尚早ではなかったかと悩みました。とはいえ立ち上げに関わった以上は責任を持って続けていくべきであるという思いに至り、第2回も参加させていただくことにしました。
お題は「破る」ですが、私はこの仕事の約束を破ることはできなそうなので、私の代わりに小説内でルールを思い切り破ってください。
楽しみにしています。
屋代陽平(ソニー・ミュージックエンタテインメント「monogatary.com」プロデューサー)
約束は守るためにあり、ルールは破るためにあります。第1回の選考会終わりに加藤さん&三橋さんとした約束「ぜひ第2回もやりましょう」が破られなかったことがとても嬉しく、文芸誌のルールをも破っていこうとする GOAT の歩みは痛快そのもの。腕利きの道場破りならぬコンテスト破りと出会えることを楽しみにしています!
三橋 薫(小学館『GOAT』編集長)
文芸誌「GOAT」の誕生とともに創設したこの文学賞の第2回を開催できることを、心より嬉しく思っ ています。
〆切を破られるのは嫌なのに、常識を破るような才能を常に探している。そんな編集者のひとりとして、選考に臨ませていただきます。
現実の世界では許されないことも、小説の中では許されます。自分の殻を破って、思う存分、書いてください。
選考委員プロフィール
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒業。「NEWS」のメンバーとして活躍しながら、2012年『ピンクとグレー』で作家デビュー。21年『オルタネート』で第164回直木賞候補、第42回吉川英治文学新人賞受賞、第8回高校生直木賞受賞。24年『なれのはて』で第170回直木賞候補。他の著書に『閃光スクランブル』『Burn.−バーン−』『傘をもたない蟻たちは』『チュベローズで待ってるAGE22・AGE32』(全2冊)、エッセイ集などに『できることならスティードで』『1と0と加藤シゲアキ』がある。最新作となる『ミアキス・シンフォニー』を2025年2月26日に発売予定。
2012年ソニーミュージックグループに入社。17年ストーリエンタテインメントプラットフォーム「monogatary.com」を立ち上げ、19年 YOASOBI プロジェクトを発足する。
2006年小学館に入社。『謎解きはディナーのあとで』をはじめとする多数の文芸書を編集。21年12月より文芸誌「STORY BOX」編集長を務める。