ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第36回
どのように作家が
コロナの影響を受け死んだかを
記しておきたいと思う。
コロナの影響を受け死んだかを
記しておきたいと思う。
つまり、原因はなんであれ現時点で売れてなければ、コロナが去るまで様子を見ても変わらない可能性が高いため、出版社のためはもちろんだが、ジリ貧作品を無理に延命させるより、介錯して、次を考えた方が作家にとっても良いという考え方もできる。
結局何が悪いかというと「コロナ全盛期に本を出した作家の運が悪い」ということになってしまう。
コロナの中でも売れている作品はあるし、電子売上も考慮して続けられないなら、実力がないせいとしか言いようがないが、実力がない奴がさらに実力を発揮できない状況だったのは確かだ。
一言で言えば「理不尽」なのだが、今世の中では、もっと壮絶な理不尽にさらされている人が大勢いるのだと思う。
恥ずかしながら当事者になってやっと「これは大ごとやぞ」と理解出来たような気がする。
しかしコロナでの被害はどうにもならないが、被害を受けたあと、新しい仕事を探すかストロング○を痛飲するかは本人の問題である。
打ち切りに対しては、コロナのせいじゃないかもしれないが、コロナのせいという設定で考えてみてくれと説得、簡単に言えばゴネている。
読者にも売上という形で一緒にゴネてくれないかと言ったら応援してくれる人もいたので、まだ諦めてはいない。
しかし、もし駄目だったとしても、また新しい作品を考えようというところまでは復活できた。
しかし、コロナにより、精神的にも経済的にも「やり直そう」という発想すら起こせないほど折られてしまった人も多いのではないかと思う、そういう人にはやはり国の支援が必要である。
私はまだそのレベルではないので、一般の方の支援で大丈夫である。
そんなわけで、最近発売した私の他社新刊をよろしくお願いいたしますでゲス。
(つづく)