村山由佳

村山由佳さん『風よ あらしよ』
彼女を突き動かしているのは、義憤なんだと思います  村山由佳さんの新作長篇『風よ あらしよ』は、著者にとって初の評伝小説だ。描かれるのは明治から大正にかけて短い生涯を駆け抜けた伊藤野枝
思い出の味 ◈ 村山由佳
 竹のざるに洗い上げられた半透明の米粒が、夕暮れの陽を受けてぴかりと光っていたのを思い出す。  昭和四十年代後半、電気炊飯器は我が家にもあったのだけれど、母には何かが不満だったらしい。いつしか、使い込
村山さん
少年少女を襲った理不尽な事件    「どの事実をどの時点で読者に明かすのかは一番考えました。どういう事件がどのように起こり、誰がどう感じたか。作中のどこで書くのかは難しかったけれど