『私たちは25歳で死んでしまう』(砂川雨路 著)が第36回 銀河賞〈ベスト輸入作品賞〉を受賞!
2022年に小学館文庫より刊行された『私たちは25歳で死んでしまう』(砂川雨路 著)の簡体字版(『如果我们将在25岁死去』翻訳:丁丁虫)が「中国のSF最高賞」と呼ばれる銀河賞の〈ベスト輸入作品賞〉を受賞しました。
第36回 銀河賞
ベスト輸入作品賞受賞作
(敬称略)
『私たちは25歳で死んでしまう』砂川雨路 (日本)
翻訳:丁丁虫『星体』Roderick Leeuwenhart (オランダ)
翻訳:靳一芃
銀河賞は中国の出版社・四川科幻世界雑誌社が主催する中国で最も歴史の長いSF賞で、現地時間2025年9月19日夜に四川省成都市で行われた第36回授賞式にて、『私たちは25歳で死んでしまう』の受賞が発表されました。
また【ベスト外国作家賞】は『鬼人幻燈抄』(双葉社刊)の著者・中西モトオさんが受賞され、日本発の作品・著者が同時受賞する快挙となりました。
『私たちは25歳で死んでしまう』 内容紹介
未知の細菌がもたらした毒素が猛威をふるい続け数百年。世界の人口は激減し、人類の平均寿命は25歳にまで低下した。人口減を食い止め都市機能を維持するため、就労と結婚の自由は政府により大きく制限されるようになった。そうして国民は政府が決めた相手と結婚し、一人でも多く子供を作ることを求められるようになり――。
結婚が強制される社会で離婚した夫婦のその後を描く「別れても嫌な人」。子供を産むことが全ての世の中で“子供を作らない”選択をした夫婦の葛藤を描く「カナンの初恋」など、異常が日常となった世界に生きる6人の女性たちの物語。