◎編集者コラム◎

『教場0 刑事指導官・風間公親』長岡弘樹


教場0 刑事指導官・風間公親
文庫の帯は、ドラマ『教場』のメインビジュアル。書店さん店頭でぜひチェックを!​​​


 フジテレビ開局60周年特別企画のスペシャルドラマ『教場』のメインビジュアル、ご覧になりましたか。主演の木村拓哉さんの射るような視線には、やましいところがなくてもちょっと背筋が伸びちゃいますね。

『教場』は、過酷なカリキュラムと厳格な規律により不要な人材をはじき出す、書いているだけでも恐ろしい警察学校が舞台。希望で胸をいっぱいにして入校した生徒と、彼らを待ち受ける教官たちの物語です。

 長岡弘樹さんによる原作『教場』『教場2』は、目からウロコの超絶トリックとシャープな語り口で読者をぐいぐい引き込みますが、ドラマでは君塚良一さん(『踊る大捜査線』シリーズ、大好きです!)によってそれぞれのキャラクターがより厚みを増し、脚本を読んだだけで胸が熱くなりました。

 ドラマの放送は2020年1月4日・5日の二夜連続。いまからとても楽しみです!

 本題に戻り、このたび文庫化される『教場0 刑事指導官・風間公親』は、シリーズ第三弾。時代を少しさかのぼり、警察学校の教官になる前の風間が登場します。

 こちらは、T県警が誇るキャリア3か月の新人刑事が送り込まれる育成システム、その名も「風間道場」が舞台です。

 新人刑事は、捜査一課強行犯係に所属する現役刑事の風間と現場をともにし、マンツーマンの指導を受けるのです……。

 道場の卒業生はみな、エース級の刑事として活躍。厳しい風間の指導に加え、自分が初の落第生になってしまうかも(落第したら交番勤務に逆戻り)……というプレッシャーに耐えながら、新人たちは狡猾な犯罪者と対峙します。

 長岡さんによる斬新なトリックは、本作でもキレッキレ。また、収録作のそれぞれのタイトルは名作テレビドラマ『刑事コロンボ』シリーズのオマージュにもなっています(こちらは、ミステリー評論家・三橋曉さんの解説をぜひお読みください)。

『教場』シリーズは、第4弾となる単行本『風間教場』も12月18日に発売予定です。

 来年1月のドラマ放送に向けて、これからいろいろな情報も公開されていくそうです。原作もドラマも、どうぞあわせてお楽しみください。

──『教場0 刑事指導官・風間公親』担当者より