P+D MAGAZINE・2016年人気記事トップ10ランキング!
文豪たちのラブレターをLINE風に再現してみた
パロディ企画第一弾。過去と現代の融合が文芸好きの心をくすぐり大人気に。
井沢元彦、村田沙耶香、遠藤周作などのビッグネームと、タイムリーな内容の掛け合わせが人気を呼び、上位にランキングされました。SNSでの反響が大きく起因し、幅広い層に支持される結果につながったようです。
あの人気記事はこうしてできた!編集部員が明かす、とっておき制作秘話
年間で約460本の記事を公開した「P+D MAGAZINE」。その中で1位を獲得した「LINE告白」記事の制作の背景にはどんな背景があったのでしょうか?
編集部員K 企画は、案を練る段階からそれぞれ意見を出し合って、少しずつ形になっていきますが、最初の案から最も変わった記事といえば、「文豪たちのラブレターをLINE風に再現してみた」ですよね。
編集部員M 「ラブレターなんて今どき書くの?」という話になり、やはり現代では書かないし、時代を反映して、LINEで再現しよう、という案が出ましたね。
編集部員A 「昭和の文豪がLINEで会話したら」、という設定だけで斬新だし、面白い企画になりそうな予感はしていました。
ライターK ラインのトーク画面やスタンプをリアルに再現したところも、支持された要因のひとつなのかも知れません。現代にもしかつての文豪が生きていたら、というシミュレーションがしやすくて、内容に入り込み易かったところもあったのではないかと思います。
編集長N 文体模写企画は、ソーシャルネットワークの世界でもブームになりましたね。その作家の特徴を掴んで文体を再現するのは、作り手側としても苦悩するところでもあり、作家の個性を巧く捉えれば、必ず面白いものができると思います。今後も、ヒットした企画の良かった点を生かして、バズが生まれるような記事をたくさん生み出していきたいですね。
編集長が語る「P+D MAGAZINE」の今後の展望
「他にはないメディアを目指す、というモットーのもと、これからも独自の着眼点で、本との出会いを提供できるような記事を制作していきたいと思います。そして、1年を振り返って生まれたコンセプトは「web深夜帯」。テレビやラジオの深夜番組のような、ひねりの利いた、ちょっとクセになる、知性の香る、かつての「11PM」のような、濃い企画を立てていきたい。P+D MAGAZINEならではの、ココでしか読めない、読み応えのある記事を多数公開していくので、これからも宜しくお願いいたします!」
初出:P+D MAGAZINE(2016/12/29)
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