【山口瞳電子全集】生誕90周年 山口瞳・史上初の完全電子全集
『山口瞳電子全集』は、エッセイの達人として知られる山口瞳の全創作物を編年体別に構成した、オリジナル個人全集です。
山口 瞳(やまぐち ひとみ)プロフィール
1926年1月19日東京で生まれ。同年同月に異母兄が誕生したため、11月3日生まれと届けられる。鎌倉アカデミアに入学、伴侶となる古谷治子と出会う。その後、国学院大学を卒業。1946年、出版社の国土社に入社して以来、作家になっても出版ジャーナリズムに身を置き、同時に壽屋(現・サントリー)でのサラリーマン生活を続ける。1963年、『江分利満氏の優雅な生活』で第48回直木賞を受賞。父の浮き沈みの激しい生き方に翻弄された経験と、母の実家が遊郭の貸座敷だったことが、『血族』や『家族』などの独自の私小説世界を拓かせる。32年にわたり書き続けた週刊誌の読切連載「男性自身」シリーズは、山口瞳を山口瞳たらしめる試みである。1995年永眠。
「山口瞳電子全集」とは――
■ 初出にこだわり、単行本未掲載作品や対談、座談会等もすべての著作物を収録
■ 昭和の”徒然草”「男性自身」シリーズ全1614話を、第1巻~8巻までに収録
■ 第9巻からは年代別に全作品を初出発表順に掲載
■ 柳原良平氏の名物イラストや、秘蔵写真、用語註釈など多彩で貴重な付録特典
■ 総監修者として長男・山口正介氏が、巻ごとの作品背景を綴った回想録を寄稿
■ 価格は、1巻本体2,000円+税
■ 対象端末/電子書籍専用端末、スマートフォン、タブレット端末、PC
■ 販売サイト/主要な電子書店
「山口瞳電子全集」最新刊
■第26回配信 「1993~1995年」『吉行さんのいない銀座なんて』2018年11月22日
【作品名】山口瞳電子全集の最終巻。1993年から、逝去する1995年8月までに書かれた47作品と未掲載3篇、座談・対談98篇を収録。
【回想録】
●「草臥山房通信 26」山口正介
●付録1 エッセイ ぼくの父はこうして死んだ「男性自身外伝」 山口正介
●付録2 インタビュー 瞳さんのラブレター 山口治子
●付録3 エッセイ 江分利満氏の妻として 山口治子
●付録4 対談 戦中派の眼差し
●付録5 書評 山口瞳特別資料18
●付録6 写真 山口瞳写真館18 晩年、妻と家族と
●付録7 資料 山口瞳原作、映画&テレビドラマ等 一覧
【年譜】
山口瞳年譜
配信スケジュール
■第9回配信「初期~1963年」『江分利満氏の優雅な生活』2017年6月23日
■第10回配信「1964年」『マジメ人間』2017年7月28日
■第11回配信「1965年」『結婚します』2017年8月25日
■第12回配信「1966~1967年」『結婚しません』2017年9月22日
■第13回配信「1968年」『わが町』2017年10月27日
■第14回配信「1969年」『なんじゃもんじゃ』2017年11月24日
■第15回配信「1970~1971年」『人殺し』2017年12月22日
■第16回配信「1972~1973年」『考える人たち』2018年1月26日
■第17回配信 「1974~1975年」『礼儀作法入門』2018年2月23日
■第18回配信 「1976~1977年」『迷惑旅行』2018年3月23日
■第19回配信 「1978~1979年」『血族』2018年4月27日
■第20回配信 「1979~1980年」『兆治』2018年5月25日
■第21回配信 「1981~1982年」『草競馬流浪記』2018年6月22日
■第22回配信 「1983~1984年」『家族』2018年7月27日
■第23回配信 「1985~1986年」『新東京百景』2018年8月24日
■第24回配信 「1987~1988年」『行きつけの店』2018年9月28日
■第25回配信 「1989~1992年」『旅する人よ』2018年10月26日
■第26回配信 「1993~1995年」『吉行さんのいない銀座なんて』2018年11月22日
■第1回配信「男性自身Ⅰ 1963~1967年」2016年12月22日
【作品名】
「男性自身」第1話「鉄かぶと」から第212話「女」まで、全212話掲載
【回想録】 ●「草臥山房通信 1」山口正介
【付録】
●付録1 関連エッセイ ・「私たちの文化遺産」佐治敬三 ・「男性自身について」矢口純 ・「アンクルトリス」から「男性自身」まで 柳原良平
●付録2「男性自身」第1話「鉄かぶと」掲載誌
●付録3 イラスト原画集 「男性自身」Ⅰ 作画・柳原良平
●付録4 註釈
■第2回配信「男性自身Ⅱ 1968~1971年」2017年1月27日
【作品名】
「男性自身」第213話「一年」から第418話「珍説競馬必勝法」まで、全206話掲載
【回想録】 ●「草臥山房通信 2」山口正介
【付録】
●付録1 関連エッセイ ・「江分利満氏の想い出四十年」田沼武能
●付録2 イラスト原画集 「男性自身」Ⅱ 作画・柳原良平
●付録3 註釈
■第3回配信「男性自身Ⅲ 1972~1975年」2017年2月24日
【作品名】「男性自身」第419話「変奇館その後」から第624話「これが嫌い」まで、全206話掲載
【回想録】 ●「草臥山房通信 3」山口正介
【付録】
●付録1 関連エッセイ「山口瞳の奇邸」『高橋公子と五つの住まいと現在』より前編
●付録2 イラスト原画集 「男性自身」Ⅲ 作画・柳原良平
●付録3 註釈
■第4回配信「男性自身Ⅳ 1976~1979年」2017年3月24日
【作品名】 「男性自身」第625話「これが好き」から第829話「食べる人たち」まで、全204話掲載
【回想録】 ●「草臥山房通信 4」山口正介
【付録】
●付録1 関連エッセイ 「山口瞳の奇邸」『高橋公子と五つの住まいと現在』より後編
●付録2 イラスト原画集 「男性自身」Ⅳ 作画・柳原良平
●付録3 註釈
■第5回配信「男性自身V 1980~1983年」2017年4月28日
【作品名】 「男性自身」第830話「年の終り」から第1033話「手袋」まで、全204話掲載
【回想録】 ●「草臥山房通信 5」山口正介
【付録】
●付録1 鼎談 「ウイスキーあ・ら・かると」矢口純、柳原良平×山口瞳 より前編
●付録2 イラスト原画集 「男性自身」Ⅴ 作画・柳原良平
●付録3 註釈
■第6回配信「男性自身Ⅵ 1984~1987年」2017年4月28日
【作品名】 「男性自身」第1034話「冬木立」から第1235話「忘年会」まで、全202話掲載
【回想録】 ●「草臥山房通信 6」山口正介
【付録】
●付録1 鼎談 「ウイスキーあ・ら・かると」矢口純、柳原良平×山口瞳 より後編
●付録2 イラスト原画集 「男性自身」Ⅵ 作画・柳原良平
●付録3 註釈
■第7回配信「男性自身Ⅶ 1988~1991年」2017年5月26日
【作品名】 「男性自身」第1236話「看護婦」から第1434話「文殊堂の猫」まで、全199話掲載
【回想録】 ●「草臥山房通信 7」山口正介
【付録】
●付録1 特別インタビュー「その後の江分利満氏」
●付録2 イラスト原画集 「男性自身」Ⅶ 作画・柳原良平
●付録3 註釈
■第8回配信「男性自身Ⅷ 1992~1995年」2017年5月26日
【作品名】 「男性自身」第1435話「展覧会の初日」から第1614「仔象を連れて」まで、全180話掲載
【回想録】 ●「草臥山房通信 8」山口正介
【付録】
●付録1 対談 ・「再びトリスを飲んでハワイへ行こう」佐治敬三 ・佐治敬三氏から山口瞳への手紙(原文)
●付録2「男性自身」第1614話「仔象を連れて」掲載誌
●付録3 イラスト原画集 「男性自身」Ⅷ 作画・柳原良平
●付録4 註釈
■第9回配信「初期~1963年」『江分利満氏の優雅な生活』2017年6月23日
【作品名】処女作「愛別離」から出世作となった『江分利満氏の優雅な生活』『…華麗な生活』が世に出た1963年まで153作品を一挙収録。
【回想録】 ●「草臥山房通信 9」山口正介
【付録】
- 付録1 エッセイ「昭和三十年代ころの話」矢口純
- 付録2 イラスト『江分利満氏の優雅な生活』初出掲載時のイラスト 作画・柳原良平
- 付録3 エッセイ「江分利満氏のはにかみ」山本周五郎
- 付録4 書評「サラリーマン小説の新種――『江分利満氏の優雅な生活』」 十返 肇
- 付録5 資料「山口瞳 特別資料(1)」――國學院大学卒業論文 直筆原稿 ほか
- 付録6 写真)
「山口瞳 写真館(1)」――寿屋宣伝部、直木賞受賞
第10回配信「1964年」『マジメ人間』2017年7月28日
【作品名】1964年、作家専業生活に入った山口瞳の小説、エッセイ等全156作品を収録。プロ野球ルポエッセイ、企業訪問記など多彩な作品が並ぶ。
【回想録】 ●「草臥山房通信 6」山口正介
【付録】
- 付録1 放談「江分利満氏の優雅な正月」山口瞳夫妻+小林桂樹
- 付録2 特別写真館 映画『江分利満氏の優雅な生活』撮影舞台オフショット
- 付録3 エッセイ 「好きな男ができたらボクを捨てろ」といった夫と十五年 山口治子
- 付録4 書評「江分利満氏の文明時評」梶山季之――『江分利満氏の華麗な生活』
- 付録5 資料「山口瞳 特別資料2」 --サン・サド設立
- 付録6 写真館「山口瞳 写真館2」少年時代~鎌倉アカデミア
■第11回配信「1965年」『結婚します』2017年8月25日
【作品名】青春小説『結婚します』、庶民の哀しみをユーモラスに描いた『世相講談』の第1話~12話等、1965年の小説、エッセイ等全109作品を一挙収録。
【回想録】 ●「草臥山房通信 11」山口正介
【付録】
- 付録1 イラスト 『結婚します』単行本収録イラスト 作画・柳原良平
- 付録2 エッセイ 『夜夜ハシゴ酒する夫』 山口治子
- 付録3 書評 「”フシギ作家”これは時代そのものではないか」北杜夫―――『マジメ人間』
- 付録4 エッセイ 『”大型”と”小型” 太閤を上回るかの山口瞳』田辺茂一
- 付録5 解説 リトル・ピープル ―――『世相講談』常盤新平
- 付録6 特別資料3 ―――『世相講談』『結婚します』初出掲載誌
- 付録7 山口瞳写真館3 ―――若き日の山口瞳2
■第12回配信「1966~1967年」『結婚しません』2017年9月22日
【作品名】『結婚します』の作者が描く12人の女性像『結婚しません』、傑作『世相講談』13~35話など、1966年から1967年に発表された小説、エッセイ等全103作品を一挙収録。
【回想録】 ●「草臥山房通信 12」山口正介
【付録】
●付録1 エッセイ 「友人たちの協奏曲」 伊丹一三
●付録2 解説 『結婚しません』解説 常盤新平
●付録3 資料 「山口瞳特別資料4」 --『世相講談』自筆原稿ほか
●付録4 写真 「山口瞳写真館4」 文壇交流
■第13回配信「1968年」『わが町』2017年10月27日
【作品名】国立の住人との親交と”町の匂い”を運ぶ『わが町』、恩師との交情を描いた『小説・吉野秀雄先生』など、1968年に発表された小説、エッセイ等全70作品収録。
【回想録】 ●「草臥山房通信 13」 山口正介
●付録1 エッセイ 戸坂康二「瞳ちゃんと応援歌」
●付録2 書評 十返千鶴子 繊細で優雅な世界――『父のステッキ』
●付録3 エッセイ 奥野健男「文壇評判記」
●付録4 解説 「たしかな眼力」―――『小説・吉野秀雄先生』ほか『山口瞳大全第五巻』より・常盤新平
●付録5 資料 特別資料5
●付録6 写真 「山口瞳写真館5」――― 「わが町」国立
■第14回配信「1969年」『なんじゃもんじゃ』2017年11月24日
【作品名】山口瞳文学もう一つの顔「紀行文学」の嚆矢“昭和の弥次喜多”珍道中『なんじゃもんじゃ』など、1969年に発表された小説、エッセイ等全47作品収録。
【回想録】 ●「草臥山房通信 14」 山口正介
●付録1 エッセイ 「山口瞳における『男性自身』の研究」 柳原良平
●付録2 エッセイ 「ルポルタージュ日本人物探検」 虫明亜呂無
●付録3 エッセイ 「現代作家の徹底的研究」 村島健一
●付録4 エッセイ 「現代作家の人物像 山口瞳」 巌谷大四
●付録5 解説 『なんじゃもんじゃ』解説 常盤新平
●付録6 書評 「気ままな旅行で鋭い世相評」―――『なんじゃもんじゃ』瓜生卓造
●付録7 資料 「山口瞳特別資料6」
●付録8 写真 「山口瞳写真館6」――― 野球に楽しみ
■第15回配信 「1970~1971年」『人殺し』2017年12月22日
【作品名】文芸誌初連載小説『人殺し』、将棋自選記『血涙十番勝負』、学園小説『けっぱり先生』等。多種多彩に1970~1971年に書かれた小説、エッセイ等87作品収録。
【回想録】 ●「草臥山房通信 15」山口正介
【付録】
●付録1 座談会 「第16期棋聖戦五番勝負」中原誠・芹沢博文、山口英夫×山口瞳
●付録2 対談 「おとこの味」 生江義男
●付録3 エッセイ 「怒りと涙の人情派」 柳原良平
●付録4 エッセイ 「山口瞳翁を訪問するの記」「再び山口瞳翁を訪問するの記」伊丹十三
●付録5 書評 「感性と倫理」―――『人殺し』書評 長部日出雄
●付録6 書評 「中年作家の暗澹たる内景」―――『人殺し』書評 上田三四二
●付録7 書評 「救いなき鎮魂歌」―――『人殺し』書評 川村二郎
●付録8 解説 「人生夢の如し」―――『人殺し』ほか『山口瞳大全第二巻』より
常盤新平
●付録9 資料 山口瞳 特別資料7
●付録10 写真 山口瞳写真館7 将棋に楽しみ
■第16回配信 「1972~1973年」『考える人たち』2018年1月26日
【作品名】“国立を舞台にした物語”第2弾『考える人たち』、通勤電車の中の出来事を描いた『月曜日の朝』等、1972~1973年に発表された小説、エッセイ等241作品収録。
【回想録】 ●「草臥山房通信 16」 山口正介
●付録1 対談 「「不倒の大山を破った“中原自然流”」 中原 誠
●付録2 対談 「中原将棋を倒すのは私だ」 大山康晴
●付録3 エッセイ 「あいつの酒癖」 矢口 純
●付録4 エッセイ 「青信号点滅開始」山口正介
●付録5 書評 「こころの修羅場」--『酒呑みの自己弁護』書評
●付録6 資料 特別資料8
■第17回配信 「1974~1975年」『礼儀作法入門』2018年2月23日
【作品名】マナー本の名著『礼儀作法入門』、風景画を含めた紀行文『湖沼学入門』等1974~1975年に書かれた小説、エッセイ等206作品収録。
【回想録】 ●「草臥山房通信 17」山口正介
【付録】
●付録1 対談 「礼儀作法入門講座」 常盤新平
●付録2 対談 秋競馬予想「菊花賞、天皇賞はこの馬で絶対勝てる」
●付録3 対談 「名人山口瞳が神様大川慶次郎に挑戦」
●付録4 対談 「名人と神様が合作の儲かる競馬 新金言集」 大川慶次郎
●付録5 解説 『月曜日の朝・金曜日の夜』常盤新平
●付録6 資料 山口瞳 特別資料9
●付録7 写真 山口瞳写真館8 銀婚式決算報告
■第18回配信 「1976~1977年」『迷惑旅行』2018年3月23日
【作品名】ドスト氏との紀行文第3弾『迷惑旅行』、初の随筆集『旦那の意見』等、1976~1977年に書かれた小説、エッセイ等102作品収録。
【回想録】 ●「草臥山房通信 18」 山口正介
【付録】
●付録1 対談 「米長八段は勝てるか?」 大内延介
●付録2 対談 「変わりゆく将棋界」 中原誠
●付録3 エッセイ 「若造CM屋と二人の文豪」 東條忠義
●付録4 エッセイ 「うちの宿六」 山口治子
●付録5 解説 「旅のアワレ」常盤新平――『迷惑旅行』(山口瞳大全第八巻)
●付録6 書評 「文壇横町の旦那の随筆集『旦那の意見』」小松伸六
●付録7 書評 草野球必勝法」 池井優
●付録8 資料 山口瞳 特別資料10
●付録9 写真 山口瞳写真館9
■第19回配信 「1978~1979年」『血族』2018年4月27日配信
【作品名】自分の家族の生涯を赤裸々に綴った私小説『血族』を始めとして、1978~1979年9月までに書かれた小説、エッセイ等67作品収録。
【回想録】
●「草臥山房通信 19」山口正介
【付録】
●付録1 書評 物語ることを断念した物語『血族』--中上健次
●付録2 書評 母の生家と自身の出生探索--中田耕治
●付録3 書評 魅力的な母親の秘密--佐伯彰一
●付録4 書評 『血族』江分利満氏のルーツ--常盤新平
●付録5 書評 直なるものへの希求『婚約』--色川武大
●付録6 資料 山口瞳特別資料11
●付録7 写真 山口瞳写真館 (10) 『血族』たち
●付録8 写真 「変奇館」増改築
■第20回配信 「1979~1980年」『兆治』2018年5月25日
【作品名】後に映画化され大いに話題を集めた小説『兆治』(単行本では『居酒屋兆治』と改題)を始めとして、1979年10月~1980年いっぱいまでに書かれた42作品収録。
【回想録】
●「草臥山房通信 20」山口正介
【付録】
●付録1 インタビュー 原作者山口瞳氏に聞く
●付録2 インタビュー タヒチ--僕の赤ゲット --常盤新平
●付録3 エッセイ 浦安 『酔いどれ紀行』 --常盤新平
●付録4 エッセイ 夫シツレイ なに上戸? --山口治子
●付録5 祝辞 「門は開かれた」 菊池寛賞受賞を喜ぶ--高橋義孝
●付録6 資料 山口瞳特別資料(12)
●付録7 写真 山口瞳写真館 (11) 『武蔵野写生帖』と「菊池寛賞受賞」
●付録8 資料 サントリー成人の日、入社式の日 広告原稿Part1
■第21回配信 「1981~1982年」『草競馬流浪記』2018年6月22日
【作品名】全国27カ所ある公営競馬場(当時)を踏破した紀行文『草競馬流浪記』を始め、1981~1982年に書かれた108作品を収録。
【回想録】
●「草臥山房通信 21」山口正介
【付録】
●付録1 書評 『草競馬流浪記』書評
●付録2 書評 山口瞳は真剣に遊んでいる!『草競馬流浪記』書評 ―――井崎脩五郎
●付録3 書評 『草競馬流浪記』書評 ―――色川武大
●付録4 書評 目に見える心の動き『婚約』 書評
●付録5 解説 「国立台風」常盤新平―――『酔いどれ紀行』ほか
●付録6 資料 山口瞳特別資料(13)
●付録7 写真 山口瞳写真館 (12) 『武蔵野写生帖』そして『木槿の花』
■第22回配信 「1983~1984年」『家族』2018年7月27日
【作品名】『血族』の続篇ともいうべき、実父について綴った『家族』を始め、1983~1984年に書かれた小説、エッセイ等64作品収録。
【回想録】
●「草臥山房通信 22 」山口正介
【付録】
●付録1 エッセイ 正月休み――『温泉へ行こう』 ――常盤新平
●付録2 書評 汝の父母を敬え――『家族』書評 ――常盤新平
●付録3 書評 川崎の町を背景に 亡き父の記憶をたどり見えてきたもの
――『家族』書評 ――田中小実昌
●付録4 書評 実の父への愛情を普遍的に表現する ――『家族』書評
奥野建男
●付録5 書評 『温泉へ行こう』書評
●付録6 資料 山口瞳特別資料14
●付録7 写真 山口瞳写真館 (13) 競馬に楽しみ
■第23回配信 「1985~1986年」『新東京百景』2018年8月24日
【作品名】還暦を迎え、小説“絶筆”宣言をした1986年11月。画文紀行文『新東京百景』を始め、1985~1986年に書かれた64作品収録。
【回想録】
●「草臥山房通信 23」 山口正介
【付録】
●付録1 対談 パドック党宣言パートI ――赤木駿介
●付録2 対談 パドック党宣言パートⅡ」 ――赤木駿介
●付録3 あとがき 山口組の一人として、卒爾ながら ――常盤新平
●付録4 書評『庭の砂場』 ――常盤新平
●付録5 書評 『日本競馬論序説』書評 ――古山高麗雄
●付録6 資料 山口瞳特別資料15
●付録7 資料 「洋酒天国」山口瞳“編集長”時代の「編集後記」
●付録8 資料 サントリー成人の日、入社式の日 広告原稿Part2
●付録9 写真 山口瞳写真館14 直筆の書 一挙公開
●付録10 写真 「行きつけの店」を訪ねて 1
■第24回配信 「1987~1988年」『行きつけの店』2018年9月28日
【作品名】小説”絶筆”宣言後、エッセイ『新東京百景』『行きつけの店』を始め、1987~1988年に書かれた45作品収録。
【回想録】
●「草臥山房通信 24」 山口正介
【付録】
●付録1 エッセイ 『瞳さんと』 ――山口治子
●付録2 書評 山海の美味を通じて巡り会った人と人との“一期一会”の美しさ
――『行きつけの店』書評 ――井家上隆幸
●付録3 書評) 単なる食べ歩きではない、ユニークな人情ばなし」
――『行きつけの店』書評
●付録4 書評 店は文化そのもの――『行きつけの店』書評 ――嵐山光三郞
●付録5 エッセイ おいしい交遊録――『行きつけの店』
●付録6 資料 山口瞳特別資料16
●付録7 写真 山口瞳写真館15 山口画伯作品 一挙公開
■第25回配信 「1989~1992年」『旅する人よ』2018年10月26日
【作品名】小説“絶筆”宣言後、エッセイ『行きつけの店』を始め、1989~1992年に書かれた69作品収録。
【回想録】
●「草臥山房通信 25」山口正介
【付録】
●付録1 小説 親子三人 ――小説・わが父山口瞳 山口正介
●付録2 書評 『山口瞳大全』 “山口組”の一員として 常盤新平
●付録3 書評 エピソードで綴る山口瞳
●付録4 資料 山口瞳特別資料25
●付録5 写真 山口瞳写真館16 「変奇館」を訪ねて
●付録6 写真 山口瞳写真館17 所有 磁器・染付 一挙公開
●付録7 エッセイ 「山口瞳の行きつけの店 ~そして国立」山口正介
●付録8 写真 「行きつけの店」を訪ねて2
■第26回配信 「1993~1995年」『吉行さんのいない銀座なんて』2018年11月22日
【作品名】山口瞳電子全集の最終巻。1993年から、逝去する1995年8月までに書かれた47作品と未掲載3篇、座談・対談98篇を収録。
【回想録】
●「草臥山房通信 26」山口正介
●付録1 エッセイ ぼくの父はこうして死んだ「男性自身外伝」 山口正介
●付録2 インタビュー 瞳さんのラブレター 山口治子
●付録3 エッセイ 江分利満氏の妻として 山口治子
●付録4 対談 戦中派の眼差し
●付録5 書評 山口瞳特別資料18
●付録6 写真 山口瞳写真館18 晩年、妻と家族と
●付録7 資料 山口瞳原作、映画&テレビドラマ等 一覧
【年譜】
山口瞳年譜
初出:P+D MAGAZINE(2016/12/20)