鈴木るりか
映画でも小説でも、エンドロールが流れたあと、本を閉じたあとに、その中に出てきた人たちの人生がその後も続いているように感じられる作品に惹かれる。
デビュー作『さよなら、田中さん』をお読みいただいた方
どんなに痛めつけられても、生きるしかない。
「太陽は、いつもひとりぼっちだ」
この台詞は、小さい頃から耳にしていた。
「えーっ、ひとりで行くのいやだなあ」「ひとりだったら、どうしよう?」
そんな
一生分の『ちゃお』を読みたくて小説を応募
内田……『さよなら、田中さん』を読ませていただきました。面白い! という言葉が、このぐらいふさわしい小説はないんじゃないかと思うほどでした。
鈴