青柳碧人

評者=辻 真先(推理作家・脚本家) 読者も作者とおなじ土俵に立って 日本昔話のミステリ化でヒットを放った作者の新作です。あの有名なお話をどうひねってつないで殺人や密室がからむ話に変奏するのかと、さぞ読者のみなさん(ぼくを含む)は思案しながらお読みになったことでしょう。それに比べれば、今度の趣向はいくらかハードルが低そう
青柳碧人『ナゾトキ・ジパング』
ジパング誕生秘話 元号が令和に変わる少し前のこと。仕事場の本棚に並ぶエラリー・クイーンの「国名シリーズ」の背表紙を眺めていて、「旧国名シリーズ」というアイディアが浮かんだ。旧国名というのは、伊勢とか備中とか、かつて日本で使われていた、歴史の教科書で見るような地名。『ローマ帽子の謎』『フランス白粉の謎』のように、『伊勢え
 実話怪談が好きで、YouTube やサブスクリプションでよく見ている。お気に入りの怪談師も何人かいて、そのうちの一人が村上ロック氏だ。新宿歌舞伎町の怪談バー「スリラーナイト」の専属怪談師であるロック氏はメディア出演も多いが、最近、エンタメ〜テレの『怪談のシーハナ聞かせてよ。』で披露された短い話にゾッとさせられた。
ミステリーで「世界を作る」  日本の昔話を基にしたミステリー短編集『むかしむかしあるところに、死体がありました。』は各種ミステリーランキングで軒並みベスト10入りし本屋大賞にも初ノミネ