長月天音「ほどなく、お別れです」シリーズ、浜辺美波×目黒 蓮のW主演で待望の実写映画化決定!

長月天音氏のデビュー作『ほどなく、お別れです』から始まる「ほどなく、お別れです」シリーズが、2026年2月に実写映画化することが決定しました。「ほどなく、お別れです」シリーズは、就職活動に全敗し途方に暮れていた大学生・清水美空が、あるきっかけから葬儀場「坂東会館」に出入りする葬祭ディレクター・漆原礼二の手伝いをするようになり、様々な葬儀を通して自身も成長していく、感動の物語。漫画家・込由野しほ氏によるコミカライズもされ、シリーズ累計30万部を突破しています。

清水美空を演じるのは、映画「ゴジラ-1.0」、連続テレビ小説「らんまん」でヒロインを務め、来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」への出演も決定している、国民的女優・浜辺美波氏。漆原礼二を演じるのは、絶大な人気を誇る男性アイドルグループ・Snow Manのメンバーとして活躍する一方、社会現象を巻き起こしたテレビドラマ「silent」、映画「わたしの幸せな結婚」、人気テレビドラマの劇場版「トリリオンゲーム」など、俳優として着実にキャリアアップし、多くのファンを魅了する目黒蓮氏。いまもっとも注目を集める2人が初共演し、〝生と死〟に向き合う葬祭プランナーを熱演します。
そしてメガホンを取るのは、「アオハライド」や「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」、「今夜、世界からこの恋が消えても」など、青春映画を中心にヒットを連発する三木孝浩監督。脚本は、「いま、会いにいきます」、「余命10年」などの原作ものから、連続ドラマ小説「ひよっこ」、ドラマ「最後から二番目の恋」シリーズなどのオリジナルまで幅広いジャンルの作品を多数生み出してきた岡田惠和監修のもと、連続ドラマ「ライオンのおやつ」など、数々のドラマを手掛けてきた本田隆朗氏。
誰しも避けては通れない「大切な人との別れ」。美空と漆原が様々な境遇を抱える遺族と故人に向き合い、彼らがともに〝死〟に区切りをつけて前を向いていくための儀式を丁寧に描きます。美空と漆原の出会いはどのような奇跡を起こすのか? 残された者の悲しみが、明日に向かって生きる希望に変わる、感動エンターテインメントをお楽しみに。
キャスト・スタッフ・原作者コメント
浜辺美波さん(清水美空役)
私は、〝死〟というものに演技でしかしっかりと向き合ったことがなく、最初にオファーをいただいた際は演じられるか少し不安でしたが、三木監督から『ご遺族や故人様に向き合ったときの気持ちを大事にしてほしい』というお手紙を事前にいただいたため、あえて意識はせず、自分の感情を大切に演じました。 監督とはデビュー当時から映画やMVなどで何作もご一緒させていただいておりますが、とても心が温かい方で、監督の優しさに包まれてこの作品はできているのだなと思いました。また、目黒さんとは初共演でしたが、現場にいらっしゃる姿が紳士で、佇まいから誠実さが伝わってくる方でした。上司と部下という役柄もあり、あまり会話をする機会はありませんでしたが、現場でずっと見守って下さり安心感がありました。口数は少ないけれど心は温かくて漆原さんにぴったり。今回、ご一緒できて良かったです。〝お別れ〟というのはどうしても避けられない、身近で、一番悲しいものだと思いますが、同時に、前向きで温かいものでもあると思います。周りの人を大切にしたいと感じる作品になっていると思います。ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。
目黒 蓮さん(漆原礼二役)
事前に原作を拝読しましたが、〝お別れ〟をテーマに描かれているため悲しいなと思う一方で、希望がもてる部分もあり、「お別れはしたけれど、この先、いつかまた会えるかもしれない」という考えはとても素敵だなと思いました。 三木監督とは初めてご一緒させていただきましたが、とても穏やかな方で、現場では監督の空気感に支えられていたなと思います。集中したいときも、言葉で意思疎通をするというより、監督がつくってくれる雰囲気の中でのびのびと演じさせてもらえました。同じく初共演の浜辺さんは、監督としっかりコミュニケーションをとり丁寧に役を作っていく方だなという印象で、とても共感できましたし、浜辺さんのおかげで、漆原と美空の関係性がしっかりつくれたのではないかと思います。 今作は、お葬式を通じて、非日常に感じてしまいがちな大切な人との別れを最も現実的なものに感じさせてくれる作品です。日々過ごしているこの時間でさえも、大切でもう帰ってこない時間。映画の「ここに注目してください」というより、観終わったあとに、自分自身の先の人生に注目してもらえたらと思います。きっと、人に対する接し方など、何かが変わると思います。
三木孝浩さん(監督)
本作『ほどなく、お別れです』の中で描かれる死は誰しもに起こり得る身近な人、愛する人とのお別れです。
何十年先かもしれないし明日かもしれない。
でもその時が訪れた時、自分は悔いなくその人を見送れるだろうか。
原作小説を読ませていただいた時、普段忌むべきものとして無意識に遠ざけてしまっている死にこそ寄り添う大切さを感じさせてくれました。
ラテン語でメメントモリ=「死を想え」という言葉があります。
死を意識することで今ある生をより大切にできるという意味ですが、この言葉は、自分だけでなく周りの人の死についても当てはまる気がします。
今回、キャストだけでなくスタッフみんながかつて経験した別れそしていつか来る別れを想いながら撮影にのぞんで出来た大切な映画です。
観ていただく観客の皆さんにもそれぞれにメメントモリを感じてもらえる作品になっていたら嬉しいです。
長月天音さん(原作)
デビュー作の映画化、これほど嬉しいことはありません。浜辺さんと目黒さん、今をときめく魅力あふれるお二人に、美空と漆原を演じていただけるなんて夢のようです。
撮影見学時に感じた張りつめた雰囲気は、厳かな葬儀場の空気に通じるものがありました。本作の見どころでもある葬儀シーンは今から楽しみであり、監督やスタッフの方々にとても丁寧に作っていただいているのを実感しました。
誰もが避けられない大切な人との別れ。原作では伝えきれなかった部分にまで踏み込んでくださった素晴らしい脚本で、より多くの方にお届けできることを幸せに思います。
映画情報
■タイトル:ほどなく、お別れです
■原作:長月天音「ほどなく、お別れです」シリーズ(小学館文庫刊)
■配給:東宝
■監督:三木孝浩
■脚本監修:岡田惠和
■脚本:本田隆朗
■キャスト:浜辺美波、目黒 蓮 ほか
2026年2月 全国公開!

ほどなく、お別れです
著/長月天音 装画/しらこ

ほどなく、お別れです
それぞれの灯火
著/長月天音 装画/しらこ

ほどなく、お別れです
思い出の箱
著/長月天音 装画/しらこ