書店員熱烈インタビュー
いろいろなタイプの小説にチャレンジしたい
新井……五年ほど前に、「きらら」の作家さん対談で原田さんとお会いした際に、いつか「ロマンシエ」というタイトルの小説が書きたいと伺いました。フランス語で小説家を
とんでもないものに触れている小説
宇田川……新刊『宝島』、読ませていただきました。読み終わったときに、ものすごい感謝が、あふれてきました。「よくぞこれだけのすごいものを書いてくださった!」という気持ち
手を動かして働いている人をリスペクト
窪……『じっと手を見る』は、幻冬舎の文芸誌で「官能をテーマに1編書いてほしい」と依頼があり、そこから書き続けていたものを連作の形にまとめました。
介護士の設定
欲しいものは近くにあるのに 気づかない不思議
畑野……『大人になったら、』を構想していた頃、2015年に『感情8号線』を出しました。それとは違うタイプの恋愛小説を書こうと考えていたとき、30代半ばの友
嫌なヤツや悲惨なドラマを書きたくない
七月……僕が作品を書くときは、いつも設定から入ります。『ぼくときみの半径にだけ届く魔法』は、最初に「病気で外に出られない女の子」「彼女は部屋の壁に、外の風景の写真
ラスト1行のトリックから物語をつくる
内田……たびたび座談会にお伺いしていますが、『小説X あなたをずっと、さがしてた』は過去の作品のなかで最大級に、質問に注意しなくてはいけないと思いました。
狩野…
入り口の広がった小説
増山……ご新作『夢探偵フロイト─マッド・モラン連続死事件─』を読みました。本当に面白かったです。
内藤……ありがとうございます。
増山……内藤さんはデビュー作からずっと、個人的に
いままでやったことのない家族小説を書きたかった
きらら……『君はレフティ』の刊行から1年経たないうちに、書き下ろし長編『ウズタマ』の発表となります。精力的な、お仕事ぶりです。
額賀……い
デビュー直後の自分の意気ごみが表れた作品
岡崎……『さよなら僕らのスツールハウス』の1話目を書き出したのは、2013年の夏ごろです。当時、ドラマ『シェアハウスの恋人』が放送されていたり、
一生分の『ちゃお』を読みたくて小説を応募
内田……『さよなら、田中さん』を読ませていただきました。面白い! という言葉が、このぐらいふさわしい小説はないんじゃないかと思うほどでした。
鈴
先に決まったタイトルから着想を得た物語
宇田川……最新作の『わざと忌み家を建てて棲む』を読ませていただきました。本当に怖くて、面白かったです。
山田……私も、怖かったです。三津田さんの小説のなかでは、
世間が押しつける子育ての常識に抗いたい
きらら……『キッズファイヤー・ドットコム』は、海猫沢さんの実体験が読み取れる育児小説です。もともと書かれる予定だったのですか?
海猫沢……いえ、ま
取材で書くよりもゼロから創作した方が大胆になれる
内田……まず『祝言島』のタイトルが秀逸です。このタイトルを思いつかれたきっかけは?
真梨……今回の物語は『きらら』からオファーがあった段
シリーズの前作までとは違う語り口に挑んだ
きらら……『左京区桃栗坂上ル』は、瀧羽さんの「左京区」シリーズ5年ぶりの新作です。ファンにはおなじみの登場人物・安藤くんと、彼の幼なじみの璃子ち
二人組の存在をテーマにしてきた
きらら……『ハッチとマーロウ』は長野県の別荘で、シングルマザーの母親と暮らす姉妹の物語です。ご構想のきっかけを教えてください。
青山……ずっと以前から、双
テレビに出るのは小説執筆のための潜入取材
きらら……『成功者K』、面白かったです。芥川賞を受賞して一躍人気者になった主人公Kが、出会う女性と次々にセックスしていきます。男子読者の多くは爆笑するであろう
小説自体が一つの旅であり、経験になる作品
高頭……刊行前のプルーフ本で『世界でいちばん美しい』を拝読しました。この小説は「けむり」というタイトルでいつかは書きたいと、藤谷さんが構想に十年をかけられた物