『死んだ山田と教室』金子玲介/著▷「2025年本屋大賞」ノミネート作を担当編集者が全力PR

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孤独を知っている皆様へ


『死んだ山田と教室』俳優と著者の写真
PVの撮影は朝5:00集合、夜23:00の長丁場でした。疲れをまったく見せず最後まで笑顔の菅生さん。プロでした!! PVもぜひお楽しみください。

 まず、この場をお借りして、これまで『山田』を応援し、支えてくださった皆様にお礼の言葉を伝えさせてください。本当にありがとうございました。

死んだ山田と教室』は男子高校生のバカバカしく楽しい日常と孤独、死を通して生の輝きを描いた唯一無二の青春小説です。主人公山田の元からは友人が一人、また一人と去っていきましたが、作品には次々と協力してくれる人が集まってくれました。

 今作がメフィスト賞を受賞したのは2023年5月。そこから発売まで1年をかけて、著者の金子玲介さんには改稿を重ねていただきました。メフィスト賞受賞の際お話ししたのは、2つ。「デビュー作だからこそ多くの人にお届けできるようにしたい」「著者名が浸透していなくても、作品名と金子さんの創作の幅広さを書店員さん、読者に覚えていただくために『山田』を含めて3冊を2024年に出していただきたい」。デビュー作はなんのバイアスもなく、中身だけで評価してもらえる最大のチャンスです。そして、『山田』を楽しんでくれた人が、著者に興味を持ってくれた時に、2作目、3作目がすぐ手に取れるようにすることを考えていました。

 かなりの無理なお願いでしたが、金子さんは勤められていた会計事務所を辞められて専業作家に転身され、全力で取り組んでくださいました。

 金子さんに改稿、執筆を頑張っていただいている間に、プロモーションも同時並行で進めてきました。まず考えたのは発売前に『山田』のことを知ってもらおうとPVを撮ること。カバーモデルを務めてくださった俳優の菅生新樹さんは、たった1日の撮影のために金髪にして、翌日はドラマのために再び黒髪にするという役者魂を見せて、クラスで人気者の山田の光と影を演じてくださいました。

 発売前に『山田』のことを知っていただくためにご協力いただいたのは、同じくメフィスト賞のデビュー作で本屋大賞3位に入賞した『線は、僕を描く』をはじめ、『法廷遊戯』『スモールワールズ』『方舟』などで文芸第三出版部の勝負作にご協力いただいた書店員の皆様でした。

 HPをはじめ宣伝物制作にはランニングホームランとFOR YOU Inc.の皆さんにご協力いただき、その甲斐もあって、「本の雑誌が選ぶ2024年度上半期ベスト10」では第1位、「第11回山中賞」受賞、「王様のブランチBOOK大賞2024」受賞とありがたい評価がついてきました。

 これをお読みで、まだ『山田』を手に取っていない方がいたら、ぜひその足で書店に向かってください。きっと山田の仲間になりたくなるはずです。

──講談社 文芸第三出版部 奥村元春


2025年本屋大賞ノミネート

死んだ山田と教室

『死んだ山田と教室』
著/金子玲介
講談社
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