一木けい

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目利き書店員のブックガイド 今週の担当 大盛堂書店 山本亮さん
 ちょっとしたタイミングで運命的に出会ってしまった人の存在、普段意識をしていなくても、もしかしたら誰でも心当たりがあるのではないだろうか。恋愛や友情を通じて掛け替えのない人、もしくは自分にとって都合の良い人、羅針盤のようにこれからの生き方を示してくれる人。色々いるだろうけど、その人が自分の大切な心の中へ踏み込んできたと
週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド 今回の目利きさん うなぎBOOKS 本間悠さん
もう15年も前の話。当時私は2歳になる息子の手を引いていた。転ばず、余計なものに気をとられず、出来るだけまっすぐ歩けるように。私を頼りに歩くその小さな手を握りながら、彼の未来が明るいものであるようにと願ったものだ。
一木けいさん
物語の舞台が異世界だろうと実在する場所だろうと、私は創作で現実を思い知らされたいのだと思う。この十年で衝撃的に面白かった漫画は『先生の白い嘘』と『ぷらせぼくらぶ』。鳥飼茜さんはちょっともさくて200%セクシーな男を描く天才。
 主人公は、高校一年生の漣。父親の海外赴任に伴い、保育園の年長の時から中二で帰国するまで、八年間タイのバンコクで暮らしてきた。漣には歳の離れた姉・まどかがいて、彼女は漣がバンコクにいる間に結婚し、離婚していた。今は実家に戻っているまどかは、漣の記憶にある彼女とは別人のようになっていて、両親も漣も、まどかに対しては腫れ物に触るように接している。
9月9日9時9分一木けいさん三浦しをんさん対談
〝エモい〟作家の過剰な情熱 鮮烈なデビュー作『1ミリの後悔もない、はずがない』以来、恋愛や家族にまつわる苦しみを真正面から描き、女性読者の共感を集めている一木けいさん。最新作『9月9日9時9分』は、10代の男女が許されない恋に向き合う、日本とタイを舞台にした恋愛小説です。
「推してけ! 推してけ!」第4回 ◆『9月9日9時9分』(一木けい・著)
評者・浅野智哉(ライター・著述家) 南国の果実のように鮮やかな飛躍 何人もの実力派を輩出してきた新人賞『女による女のためのR─18文学賞』で、近年最高の収穫作家と呼べるのが、一木けいだ。2016年、読者賞となったデビュー作を収録した『1ミリの後悔もない、はずがない』が、アーティストの椎名林檎から絶賛され、1作目にして話題をさらった。続けて発表した『愛を知
一木けい『9月9日9時9分』
いつも言葉を探している 「嫉妬」と「埃」の区別がつかない。どちらのタイ語も無理やりカタカナにすれば「フン」だ。ネイティブの発音を聴くと違うのはわかる。でもその通りの音を正確に出すことができない。舌や歯などついているものは同じなのにどうして、といつも思う。
一木けいさん『愛を知らない』
 デビュー作『1ミリの後悔もない、はずがない』が各界で激賞を受けた、一木けいさん。その後も短編などを精力的に発表され、同世代の女性読者からの支持を集めています。最新作『愛を知らない』は、高校の合唱コンクールを舞台にした青春小説。ある重いテーマに挑んだ、迫真の親子の物語でもあります。一木さんはタイのバンコクに在住。一時帰国されたタイミングで、本作にかける強い思いや、作家としての覚悟を語っていただきました。
■特別対談■一木けい × 鳥飼 茜 物語の力を信じたい
 高校二年生の橙子と、彼女が抱えるある秘密を知った友人たちの心象を、リアルにとらえた意欲作『愛を知らない』(ポプラ社)を上梓したばかりの一木けいさん。そんな一木さんがファンと公言しているのが、漫画家の
kei
「私が50分の円盤や90分の舞台で描きたかった全てが入っている。」と、アーティスト・椎名林檎さんが絶賛する、一木けいさんの『1ミリの後悔もない、はずがない』が話題となっています。さまざまな性愛に惑わされる女性の機微を、デビュー作とは思えない成熟した筆致で描き、すでに多くの女性読者の支持を集めています。バンコク在住の一木さんが一時帰国された機会に、本作を書き始めた動機など、貴重なお話を聞くことができました。