加藤シゲアキ

# BOOK LOVER*第10回* 加藤シゲアキ
 高校一年生の冬、深夜バスでスノーボードに行く時に、眠れないからと買っていったのが金原ひとみさんの『蛇にピアス』。当時、綿矢りささんとの芥川賞ダブル受賞で話題になっていたので軽い気持ちで手に取ったが、今でも鮮明に内容を記憶しているほど、自分にとって重要な本となった。本には読んだその瞬間面白い、という本とずっと心に爪を立
『オルタネート』加藤シゲアキ/著▷「2021年本屋大賞」ノミネート作を担当編集者が全力PR
 悪意が溢れる時代に、現代的でありながらも、あくまで等身大の青春を描いてみせる。その真っ当であることを恐れない姿勢こそが『オルタネート』、そして加藤シゲアキという作家の最大の魅力であると思います。小説の内容を乱暴に要約してしまうと「高校生限定のマッチングアプリがもたらす男女の人間模様を描いた群像劇」とでも言い表せるので