若林 踏さん × 深町秋生さん（「ミステリの住人」第６回）◆ポッドキャスト【本の窓】

「ミステリの住人」第５回のテーマは犯罪小説。2002年に『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー、2005年に『土の中の子供』で第133回芥川賞を受賞した中村文則について、純文学方面の功績を今さら説明するまでもないだろう。一方で『掏摸〈スリ〉』や『悪と仮面のルール』が海外で高い評価を受けるなど、犯罪小説の書き手としての中村の活躍は、国内で十分に知れ渡っているとは言いがたい。

　ミステリ書評家・若林踏さんが、警察、冒険、私立探偵など様々なミステリジャンルを牽引する作家をゲストにお招きしてインタビュー。第５回は、〝犯罪小説〟の旗手として中村文則さんをお迎えしました。んっ、中村さんといえば純文学の作家では？──と思ったあなた、必聴です！　後編は７月25日に配信予定です。

「ミステリの住人」第４回のテーマは職業小説。あまり使いたくない言葉なのだが、いわゆる“お仕事ミステリ”と呼称される作品がある。丸山正樹の〈デフ・ヴォイス〉シリーズもそうした観点から取り上げられることが多い。しかし、そう括ることで、見過ごしてしまいがちな要素も多分に含まれていると、個人的には考えている。

　ミステリ書評家・若林踏さんが、警察、冒険、私立探偵など様々なミステリジャンルを牽引する作家をゲストにお招きし、インタビューします。第４回のゲストは、昨年ドラマ化されて大反響となった「デフ・ヴォイス」シリーズの丸山正樹さんを、〝職業小説〟の旗手としてお迎えします。作家の原風景に迫るなか、丸山さんが挙げた意外な作家とは…

　ミステリ書評家・若林踏さんが、警察、冒険、私立探偵など様々なミステリジャンルを牽引する作家をゲストにお招きし、インタビューする大好評シリーズ——第３回ゲストは、『化け物心中』が文学賞三冠に輝いた蝉谷めぐ実さんをお迎えします。〝時代ミステリの星〟蝉谷さんの創作の原点に三島由紀夫あり!?