HKT48田島芽瑠の「読メル幸せ」第42回
第42回
10月になりました🍂
だんだん肌寒くなってきてそろそろ本格的に衣替えしなきゃいけない時期になってきましたね。秋は美味しいものが沢山あって困ります? 皆さんはどうですか?
9月23日で私はデビューして丸9年になり、もう10年目のスタートとなりました。もう10年目です。あっという間だったな〜。青春を共に過ごしてきて、10代の全てはアイドルでした。凄い事ですよね、こんなに長く続けられるなんて笑。ここまでついてきてくれた、一緒に歩んできてくれたファンの皆さんのおかげです。本当にありがとうございます?
この連載も2018年5月15日から始まってるので、もう3年と5ヶ月もさせていただいてます。凄すぎる!本当に有難いです。私はこの連載が大好きだし、もっともっとみんなに読んでもらいたいと思うし、小学館さんには本当に感謝しかないので早くまたお会い出来る環境になればいいなと思います?
この連載はずーーーーーーっと続いていったらいいな。30歳40歳になってもしたい? その頃の私はどんな文章を書くのか想像したらめっちゃ面白いですよね^^
これからも愛される連載になれるように頑張ります?
さて、今回ご紹介するのはこちら!
藤岡陽子さんの『金の角持つ子どもたち』です。
サッカーが大好きな少年俊介がある出来事をきっかけに日本最難関と言われている中学校を受験する為にサッカーをやめて塾に通いたいと両親に打ち明ける所から始まる物語。俊介はなぜ急に中学受験をしたいと言い出したのか。それは家族の為を想う少年の優しい夢が理由でした。最初は反対していた両親も息子の夢を応援する決意をし息子と一緒に大人も変わっていく…。子供も大人も成長していく物語です。
〝挑戦〟する事に意味がある。挑戦する事が大事なんだと、その一歩を応援してくれるような作品。
俊介の頑張る姿が本当に素晴らしくて感動する。目標に向かってひたむきに頑張る息子に、両親の思いも変わってきて、努力する姿は人をいい方向に導いてくれるんですね。お母さんもお父さんも息子の為に家族の為に頑張っていて中学受験に向かってみんなが努力しあってるのを見てかっこいいなと思いました。俊介、小学6年生ですよ!それを忘れてしまいそうになるくらいしっかりしていて、大人でも真似できないくらい努力家なんです。ここまで出来る人って本当に少ないと思う。私もまだまだ努力が足りないな、もっともっと出来る事沢山あるんだからやらなきゃ!やれ!と背中を叩かれた気分です。嘆いてる暇はないぞ悩んでる皆さん!私も俊介のおかげでまた改めて自分の事も考えられて、根っこの大事な部分をもう一度思い出せるいい機会をくれました。感謝です。
中学受験の経験が私はないので、正直お金持ちの方がする事というイメージがありました。
でもこんな風に子供が成長できるのなら良いのかもしれないな。もちろん簡単な事ではないけれど、子供を育てるという事の本質、大事な部分を教えてくれる作品だと思うので親世代の人にも是非オススメしたい作品です。私も親になったらこういう気持ちを忘れないように、もし忘れそうになったらこの本を読みたい、そう強く思いました。
私も両親には凄く感謝をしていて、もし子供が出来たら2人のような親になりたいと思ってます。私も小学4年生の時に塾に通いたいと親にお願いして通わせてもらったり、他にもやりたいと言った習い事は全てさせてくれました。HKT48に入った時もそうです。最初は中学1年生になったばかりだったし、まだ義務教育中なので学業をしっかりしてほしいと反対されました。けど最後は私の意思を尊重してくれ、今でもずっと1番に応援し支えてくれています。家族の支えがなければ私はここまで来れてないし、絶対続けられていなかった。本当に感謝です。凄く愛されてるし、大切に育てられてきたので私もそんな風に愛を与えられる人になりたいです。
やりたい事がある、今を変えたいけど一歩踏み出す勇気が持てない方も親も子供もみんなみんなこの作品を読んで背中を叩かれてきてください。きっと読み終わったらスッと背筋が伸びるような感覚になれるはずです。明日へのエールをくれる『金の角持つ子どもたち』。是非読んでみてください。きっと私にも金の角が見えると信じて。良い本の旅を、田島芽瑠でした。
(次回は11月中旬に更新予定です)
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