ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第112回
Twitter 最高!
Threads 民たちは一体
なにを求めているのか?
やはりインスタの系列だけあり、 Threads はスマホで撮った自撮りやスイーツを載せるためのSNSであり、ゲーミング色に光る冷却ファンが轟音を立てているクソダサデスクトップで漫画なんか描いている奴はお呼びではないのかもしれない。
実際投稿がしづらいからなのか、 Threads は写真投稿が主であり、イラスト投稿ぐらいはたまにあるが漫画は滅多に見かけず、少なくとも「口内炎が貫通した話1/12」みたいな巨弾意欲作を Threads に投稿している人は見たことがない。
機能的に投稿がしづらいというのもあるが、もともと Threads はインスタ民の領地なので、 Threads 民は「SNSで漫画を読むことを求めていない」可能性があり、 Threads に漫画を投稿しても大して伸びない恐れがある。
だとしたら Threads 民たちは一体何を求めてSNSをやっているのか。
もしかして顔面自信マンや自分の部屋で水着になっている暑がりネキの自撮りを見に来ているのだろうか。
それが悪いわけではない。私がそういう世界を知らなかっただけだ。
ただ、人間は自分が理解できないものを目にすると文句を言ってしまいがちなところがあるため、自分が理解できる世界で生きた方が身のためであり、それが別世界の人たちのためにもなる。
私はジブリには全く詳しくなく「君はどう生きるのか?」と問われても「どう生きたらいいんすかね?」と質問を質問で返して吉良宮崎に爆殺されるレベルなのだが「サンは森で、私はタタラ場で暮らそう」という台詞を四半世紀前にドロップしていたという時点でジブリはすごいとしか言いようがない。
そんなわけで、早々に Twitter という森に帰ってきた私だが、 Threads のアカウントを消したわけではない。
私だけではなく、本当に Twitter が散華した時の保険としてとりあえず Threads アカウントを作って Twitter に戻った人間はかなり多いようである。
おそらくインスタ民にとっては、いきなり自分たちの島に押し寄せてきたTwitter 民が小便でマーキングしてから帰っていったようなものだろう。
我々が戻ってこないようにどうかインスタ民の方たちも Twitter の存続を祈ってほしい。
そんなわけで、Twitter がいつも通り使えるようになって、インスタ民含め多くの人間が命拾いしたわけだが、私以上に Twitter 漫画を主戦場にしている人は命拾いした、と言われている。