純文学をへの扉を開いてくれた記念すべき一作『智恵子抄』
はてなブログとのタイアップ企画にて、優秀作品に選ばれた一作「はせおやさい」さんの【青春の一冊】を公開致します。青春時代ならではの繊細な感性で、愛について初めて考えさせられたというエピソードです。
先日の記事で、はてなブログ×P+D MAGAZINEの「今日のお題」キャンペーンの結果発表を行いました。
お題のテーマは、【あなたにとっての青春の一冊はなんですか?】です。
結果発表記事では、総評のみの記載をさせていただいていましたが、今回は「どういった点で選ばれたのか」、小学館の“中の人(審査委員会)”の感想を、引き続き発表いたします!
愛について考えるきっかけをくれた記念すべき一冊
―それぞれどういった点で、今回のブログを選んだのでしょうか?
部員K「とにかく、素直で、上手な文章表現に惹かれました。」
部員A「初めて文学に触れたときの新鮮な感動がよく伝わってきましたね。」
編集長N「文章が巧みで、書き手として慣れていると感じました。“青春の一冊”の意味をしっかり噛み砕いて、本の内容に寄り添うように自らのエピソードが語られており、本への想いがしっかり伝わってきました。人生に影響を与えた一冊であるということがとても良く伝わってきたうえに、最後「あなたの青春の一冊はどんな本ですか?」と語りかけてくれるところもうまいですね。」
以上、今回優秀賞に選ばれた際のコメントをピックアップしてご紹介しました。
はせおやさいさんが選んだ、青春の一冊『智恵子抄』
優秀賞作品、はせおやさいさんが選んだ、青春の一冊はこちら。
「智恵子抄」高村光太郎著(1941年)
明治から昭和にかけて活躍した彫刻家・詩人、高村光太郎の代表作とされる詩集。智恵子との結婚以前から、その死後にいたる30年間に書かれた、彼女に関する詩29篇、短歌6首、3篇の散文が収録されている。
この本が、はせおやさいさんの青春に、どのような影響を与えたのでしょうか。
ぜひ、はせおやさいさんのブログで確認してみてください。
おわりに
はせおやさいさんの、「レモン哀歌」に強く心惹かれた気持ちが、手に取る様に伝わってくる投稿でした。これからも読み継がれていくであろう名作、『智恵子抄』。これからも、多くの人にとって、愛について深く考えさせられるきっかけとなる一作でしょう。
次回はいよいよ、最優秀賞に選ばれた作品をご紹介しますので、お楽しみに!
初出:P+D MAGAZINE(2016/08/03)