上条朱音と面会できる機会を掴んだ七菜。ひとりきりで事務所に向かう七菜を待ち受けていたものとは……!? 【連載お仕事小説・第12回】ブラックどんまい! わたし仕事に本気です

燃えるお仕事スピリットが詰まった好評新連載、第12回。主人公の七菜(なな)は、いつも仕事に全力投球! 耕平からの電話で上条朱音の事務所にひとりで向かうことになった七菜。事務所のマンションを訪れると、現れたのは朱音の息子の聖人だった。朱音の帰宅をオフィスで待たせてもらう七菜だったが……。

 

【前回までのあらすじ】

頭を強打して入院していた七菜だったが、事なきを得て退院。待ち構えていたのは、起こしてしまった大トラブルの処理だった。関係する各社への謝罪はもちろん、それだけでは済まされない現実。思わず心が折れそうになる七菜。「無理だとか、簡単に言うな。」上司の耕平の熱い言葉に、反省し前に進もうと気合いを入れる!

 

【今回のあらすじ】

上司の耕平からの電話を受け、ひとりで上条朱音の事務所を訪れることなった七菜。「私は気に入られてるから大丈夫」を自分を励ますが、オフィスに朱音の姿はなかった。朱音の息子である聖人と朱音の帰りを待っていたが、帰ってきた朱音は七菜を見つけるなり睨みつけ大声で怒鳴りつけ……。

 

【登場人物】

時崎七菜(ときざき なな):テレビドラマ制作会社「アッシュ」のAP、31歳。広島県出身。24歳で上京してから無我夢中で走り続け、多忙な日々を送っている。

板倉頼子(いたくら よりこ):七菜の勤める制作会社の上司。チーフプロデューサー。包容力があり、腕によりをかけたロケ飯が業界でも名物。

小岩井あすか(こいわい あすか):撮影が進行中のテレビドラマの主演女優。

橘一輝(たちばな いっき):撮影が進行中のテレビドラマの主演俳優。

佐野李生(さの りお):七菜の後輩のAP。26歳で勤務3年目。

平大基(たいら だいき):七菜の後輩のAP。今年4月入社予定の22歳の新人。

野川愛理(のがわ あいり):メイクチーフ。撮影スタッフで一番七菜と親しい。

佐々木拓(ささき たく):七菜の恋人。大手食品メーカーの総務部に勤めている。

上条朱音(かみじょう あかね):ドラマ『半熟たまご』の原作者。数々のベストセラーを持つ小説界の重鎮。教育評論家としても名高い。

岩見耕平(いわみ こうへい):チーフプロデューサー。七菜の上司。

 

【本編はこちらから!】

 
かみじょうあかの事務所は、赤坂の駅を降りて広い通りを進み、細い路地を右に曲がった閑静な住宅街のなかにあった。
 全面が真っ白なタイルで覆われた九階建てのしょうしゃなマンション。その八階と九階のペントハウスが朱音の事務所兼自宅だ。凝った造りの重厚なドアを押し開け、七菜ななはエントランスに入る。ぴかぴかに磨かれた壁にじぶんのすがたが映った。強張った頬、眉間にはかすかなしわが寄っている。
 落ち着け。笑顔だ。
 七菜は眉間に指をあててほぐし、無理やり口角を上げてみる。かなり引き攣ってはいるものの、なんとか笑顔らしきものが壁に映った。
右手に提げた紙袋の皺を伸ばす。手土産は朱音の大好物と聞いている神楽坂の和菓子屋でもとめた最中だ。鞄に昨日深夜までかかってまとめた変更案が入っているのを確かめてから、七菜はインターフォンに「801」と打ち込んだ。チャイムが鳴る。だが返事はない。
おかしいな、時間間違えたかな。焦って腕時計に目を落とすが、針は三時ちょうどを指している。
七菜は再度、チャイムを押した。
「……はい」
 ややあってから、低くてか細い男性の声がスピーカーから聞こえてきた。
 誰だろう。秘書かアシスタントだろうか。呼吸を整え、七菜はインターフォンに呼びかける。
「お世話になっております。アッシュの時崎ときざきと申しますが」
 数秒ほど間が空いたあと、先ほどの声がこたえる。
「……ええと上条に御用でしょうか」
「あ、はい、三時のお約束で」
「そうでしたか……どうぞお入りください」
ガラスの扉が音もなく開く。磨き抜かれた大理石の外廊下を通り、突き当りのエレベーターに乗り込む。八階のボタンを押すと、ゆっくりとエレベーターが上昇を始める。階数表示が上がっていくのにつれて、七菜の心拍数も増してゆく。
 だいじょうぶ、あたしは上条先生に気に入られてるんだから。
 七菜は、先日ロケ現場でじぶんに向けられた朱音の笑顔を思いだす。大げさ過ぎるほどの賛辞を思い出す。
 だいじょうぶだいじょうぶだいじょうぶ。
 呪文のようにこころのなかで繰り返した。
 801号室は、エレベーターを降りて左の角部屋だった。仰々しい書体で「オフィス 上条」と刻まれた赤い金属プレート、そしてその下に簡素な文字で「NPO社会福祉法人 ウィズ・キッズ」と書かれた銀色のプレートが貼られている。
「ウィズ・キッズ」? どこかで聞いた名前だ。
一瞬考えたのち、そうだ、朱音が理事としてかかわっているこども塾の運営母体だと思い出す。どうやらこの部屋には、朱音と「ウィズ・キッズ」、ふたつの事務所が入っているらしい。
 大きく息を吐きだしてから、ドアのベルを押す。チャイムが鳴り終えてしばしあってからドアが開き、痩せて背の高い男性が顔を覗かせた。やや長めの黒髪に、緩いパーマをかけている。特徴的なわし鼻と厚いくちびるが朱音にそっくりだ。
 もしかして。七菜は気づく。上条先生の息子さんだろうか。そういえばNPO法人の理事長をしているとどこかで聞いたな。
 だが似ているのは鼻と口もとだけで、やや垂れ気味の細い目、その目を縁取るまばらなまつ毛や、尖ったあご、うりざね型の輪郭は朱音とはまったく似ていない。なにより発する雰囲気が全然違う。周囲を威圧するような空気はまるでなく、どちらかというと女性的で繊細な印象だ。
 男性が、七菜と目を合わせないまま軽く頭を下げた。
「すみません。上条はいま留守にしておりまして。すぐに戻ると思いますが」
 耳を澄まさないと聞き取れないくらいの小さな声。あわてて七菜は会釈を返す。
「そうでしたか」
「……ここじゃなんですから。どうぞお上がりください」
 男性がうつむいたままドアを広げる。
「ありがとうございます。お言葉に甘えて失礼させていただきます」
 礼を言ってからドアをくぐり、なかに入る。広い玄関ホール、ここだけで七菜の部屋のリビングより広そうだ。天井からはごうしゃなシャンデリアが下がり、板張りの床がその光を反射して輝いている。
「上条が戻るまで、こちらの部屋でお待ちください」
向かって左手の部屋を指すと、男性は早足で奥へ引っ込んでゆく。ふたたび礼を言い、七菜は示された部屋に入った。
十五畳ほどの洋室、おそらく「ウィズ・キッズ」の事務局なのだろう、あちこちに書類や教育系の雑誌が詰まった段ボール箱が置かれている。玄関ホールに比べると質素でモダンなしつらえの部屋。特に特徴のない部屋のなかで、金属製の額縁に収められた油絵が数枚、異彩を放つように飾られていた。
面白い絵だな。七菜は壁に近づいてゆく。
基本的なテーマは、街や風景らしい。日本の下町や、中国の繁華街、ヨーロッパのどこかと思われる漁村、ニューヨークの高層ビル群。
だがそれらは写実的というよりも、画家の心象風景を重ねて描かれたもののように思われる。奇妙に歪み、あるいは渦を巻く風景。街がさらに別の街へと繋がり、じれていくような不思議な感覚。しかもタッチがまた独特だ。スノッブというか猥雑わいざつというか、ちょっと古い漫画を思いださせる画風だった。
ノックの音とともにドアが開く。絵画に見入っていた七菜はあわてて振り向いた。湯気の立つコーヒーカップを載せたお盆を手に、先ほどの男性がそっと入って来る。
「面白い絵ですね。もしかしてご自身で描かれたんですか?」
 七菜が問うと、カップをテーブルに移しながら男性がうなずいた。
「はい、まあ……どうぞ、おかけください」
 男性に促されて、七菜は壁際から離れた。いったんデスクに寄った男性が、銀色のケースから名刺を一枚引き抜き、七菜に手渡す。
「はじめまして。上条まさです。いつも母がお世話になっております」
 やはり朱音の息子だったのか。両手で名刺を受け取りながら七菜は納得する。腰を折って、七菜もじぶんの名刺を差し出した。
「はじめまして。こちらこそお世話になっております。ドラマ制作会社アッシュの時崎七菜と申します」
「時崎さん……ああ、あの」
「え、わたしをご存じなんですか」
 驚いて首を傾げると、名刺を見ながら聖人が小さく頷いた。
「母が言っていました。『今度の現場にはとても気のきくAPさんがいる』って」
「いえ、わたしはなにも」
 手を振り、否定しながらも、七菜のこころに喜びと安心感が広がってゆく。ほんとうに先生はあたしを買ってくれているんだ。息子である聖人に話すくらいだもの。
 聖人が七菜の対面トイメンに腰かけた。七菜もようやく腰を下ろす。聖人は、やはり七菜の顔を見ないまま、ひたすらコーヒーカップを揺らせている。
 ひょっとして人づき合いが苦手なのかも。気まずそうにカップを覗き込む聖人を見ながら七菜は思う。
「お仕事の邪魔をして申し訳ありません」
「いえ……大したことはしていませんから」
「でも『半熟たまご』、何度も拝読しましたが、とても大変そうなお仕事で」
「ああ……まあ、あれはあくまでもフィクションですから」
 聖人の口角がわずかに歪む。謙遜、というよりどこか自嘲の響きが感じ取れた。
「とはいえ素晴らしいお仕事だと思います。学習が困難な子どもをボランティアで教えるなんて」
無言のまま、聖人がコーヒーをすすった。つられて七菜も口に含む。手間をかけてれた、丁寧な味がした。
「……撮影は順調に進んでいますか」
 押し出すように聖人がことばを発する。一瞬返答に詰まったが、すぐに七菜は明るい声を出した。
「はい、おかげさまで」
「……ドラマの制作なんて、ぼくはまったくわからないんですが、それこそ大変なのではありませんか」
「そうですね、残業も多いし、他人からはよく『ブラックじゃないか』なんて言われますけども……でも、すごくやりがいのある仕事ですから」
「やりがい……」
 初めて聖人がちらりと七菜を見上げた。だがすぐに視線を逸らし、
「……やりがいって、どんな?」
 聞き取りにくい声で問うてくる。
「そうですねぇ……」
 七菜も視線を落とし、しばし考え込む。
「モノを作る楽しさというか……なにもなかったところから、ひとつの物語が生まれる。その瞬間に立ち会える喜びや感動……あと、完成した作品が視聴者に届いたときでしょうか。じぶんが関わったドラマを見て、ほんの少しでも誰かのこころを動かすことができた、そう感じたとき、幸せだなって思います。それまでの苦労も吹っ飛びます」
 聖人が小さく、けれどもしっかりと頷いた。
「……わかります、よく」
「あ、もちろんまったくのゼロってわけではありません。上条先生の原作があってこそ、ですから」
「いいんですよ、気を使わなくて」
 それだけ言い、ふたたび口を閉ざす。話の接ぎ穂に困り、七菜は部屋を見回した。壁に掛けられた印象的な油絵の数々が目に飛び込んでくる。
「あの、絵はどこかで学ばれたんですか」
「いえ。まったくの独学で」
「え。独学でここまで」七菜は純粋に驚く。「すごいですね。てっきり芸術方面の教育を受けてらしたのかと」
「……できれば、そうしたかったんですけども……」
 そこで聖人は口をつぐんだ。話のつづきを待ったが、それ以上のことばは出てこなかった。外はよく晴れているのに、部屋のなかは薄暗く感じる。
「じゃあ絵はご趣味で?」
 あえて明るい口調で七菜は尋ねる。聖人の肩がぴくりと震える。ゆっくりと面を上げ、聖人が七菜を正面から見る。表情の乏しい顔に、一瞬、苦しげな影が差した。なにか言おうとして口を開き――だが思い直したようにつぐんで俯いた。
「……ええ。趣味、です」
 聞いてはいけないことを聞いてしまったんだろうか。話を変えよう。不安になった七菜が必死に考えをめぐらせていると、玄関のほうから、がちゃり、鍵の回る音が聞こえてきた。
「母が帰って来たようです」
 ほっとしたように聖人が言い、立ち上がる。七菜も救われた思いで、ソファから腰を上げた。聖人が先に立ち部屋を出る。長身の聖人の影に隠れるように七菜もつづく。玄関ホールに出ると、ブーツを脱ぎ、派手な色のスリッパに履き替えている朱音のすがたが目に入った。
「おかえり、母さん」
「ただいま。なんだか暑いわね、この部屋」
 朱音の甲高い声が響く。聖人がからだをずらせ、背後の七菜を手で指し示す。
「お客さん、見えてるよ」
「客? ……ああ」
 朱音が、例の、目じりの上がったアーモンド形の瞳でまっすぐに七菜を見つめる。七菜は背すじをぴんと伸ばし、それから深々と頭を下げた。
「上条先生、本日はお忙しいところお時間頂戴しまして本当にありがとうございます」
「時崎さん、ね。よく来たわね」
 朱音が、一音いちおん区切るようにゆっくりとこたえる。
「あのこれ、つまらないものですが」
 もう一度お辞儀をしてから、七菜は持参した紙袋を差しだした。朱音の右手が伸び――ばしっ。次の瞬間、七菜の両手から勢いよく紙袋を叩き落とした。紙袋が床に落ちる。はずみで袋が破け、なかの菓子箱が床に転がった。七菜はぼう然とその光景を見つめる。後ろで聖人が息を呑む気配がした。
「……よくもまあ、のこのこと来られたものだわね、あんた」朱音の巨大な目がぎらぎらと輝く。「恥知らずっていうのはまさにあんたのことね」
 射すくめるような鋭い朱音の視線。頬は真っ赤に紅潮し、太い眉毛はこれでもかと吊り上がっている。
「あ、あの先生、い、いったいこれは」
 あまりの驚きで舌がもつれる。朱音はそんな七菜を見下すように両腕を組み、ホールに仁王立ちしている。
「――あんた、こないだ言ったわよね。コートはこれでだいじょうぶですって。だから安心して大事なパーティに着て出かけたら……」いったんことばを切り、七菜の全身をめつける。「残ってたわよ、シミがしっかりと! おかげでどれだけ恥ずかしい思いをしたか!」
「え?」
 朱音の大声に、空気がびりびりと震える。七菜は必死であの日のできごとを思いだす。確かに言った、応急処置はできました、と。けれどつづけて念を押したはずだ。勇気を振り絞って七菜はこたえる。
「で、でも先生、お帰りになられたらクリーニングにお出しくださいと確か」
「聞いてないわ、そんなこと!」
「いえ、申し上げました、これはあくまで応急処置なのでと」
「あたしに口ごたえする気!?」
 朱音の喚き声が耳をつんざく。迫力に気圧けおされ、七菜はじりじりとあとじさった。代わって聖人がほんのわずか、前に出る。
「ちょっと落ち着きなよ、母さん」
「まあちゃんは黙っていなさい!」
 一喝され、聖人が黙り込む。 顎をしゃくってドアを示した。
「あんたの顔なんか見たくもないわ。とっとと出てってよ!」
七菜の膝が震える。額にじんわりと汗が浮いてくる。心臓が胸のなかで跳ね回る。一刻も早くこの場を離れたかった。けれどもここで逃げたらすべてが台無しになってしまう。七菜はありったけの勇気をかき集め、朱音に訴える。
「先生。今日わたしが伺ったのはお願いがありまして」
「お願い?」
「事情がありまして、シナリオの後半を改変させていただけないかと。あ、あの、改変後のプロットをお持ちしました」
 鞄をまさぐり、茶封筒を引っ張り出す。朱音が、ふん、と鼻で笑った。
「そんなこと許すはずがないじゃないの。そうよ、だいたいねえ……」
 腕を組んだまま朱音が一歩近づいてくる。燃え上がる怒りの炎が、全身から立ち上っているのを七菜は感じる。
「原作も引き上げるわ。そもそもあんたの会社なんかに大事な小説を任せたのがいけなかったんだわ。原作は引き上げ。ドラマ制作はなかったことにする」
 原作引き上げ。ドラマ制作はなし。
 朱音のことばが頭のなかでくるくる回る。だが回るだけで、一向に意味を成さない。
「せ、先生、あのそれはどういう」
「どうもこうもないわ。文字通りの意味よ。わかったらさっさと行って! さあ早く!」
 朱音が七菜の腕を掴んだ。長く伸ばした爪が食い込む。思いのほか強いちからで、七菜はホールを引きずられて行く。
「先生、せめてこれを」
 必死で茶封筒を朱音に押しつける。
「こんなもの……」
 茶封筒をびりびりと引き裂くや、丸めて七菜の顔めがけ投げつけてきた。
「母さん!」
 聖人の悲鳴が響く。
「黙ってなさいと言ったでしょ!」
 言いざま、七菜を三和土たたきに突き飛ばした。はずみでよろけ、七菜は三和土で尻もちをついた。
「と、時崎さん」
 駆け寄ろうとした聖人を、ぐいと朱音が引き止める。
「出て行け、早く!」
 七菜の頭上を怒号が嵐のように通り過ぎてゆく。壁に手をつき、なんとか立ち上がる。ヒールに足を突っ込み、よろけながらノブに手をかけ、ドアを開けた。さっと冷たい風が吹き込んでくる。なかば無意識に、七菜は外へ出る。ドアがゆっくりと閉じてゆく。ぎくしゃくとした動きで、七菜は後ろを振り返った。
 底深く、暗い光を放つ朱音の目。その横でくしゃりと歪む聖人の顔――残像を残し、ドアがぴたりと閉まった。

 

【次回予告】

「原作引き上げる」と激昂した朱音に追い出され、窮地に立たされた七菜たち。しかし、組んでしまった撮影のスケジュールは変えられない。原作引き上げの件を伏せて撮影を続けられるのは3日が限界。そんななか七菜がとった行動とは……!?

〈次回は4月10日頃に更新予定です。〉

プロフィール

中澤日菜子(なかざわ・ひなこ)

1969年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。2013年『お父さんと伊藤さん』で小説家デビュー。同作品は2016年に映画化。他の著書に、ドラマ化された『PTAグランパ!』、『星球』『お願いおむらいす』などがある。

<中澤日菜子の「ブラックどんまい!」連載記事一覧はこちらから>

初出:P+D MAGAZINE(2020/04/03)

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