カレー沢薫

私は漫画家を目指すことを親に止められた口である。 何故もっと本気で止めてくれなかったのか。おそらく「暴力」や「投薬」を使わなかったのが敗因だろう。 しかし、今お子さんがユーチューバーやゲーム実況者など
いつも通りこの原稿を担当の催促を受けて書いている。 もはや漫画『刑務所の中』で、服役した主人公が刑務所の食事に対し「しかしまあ毎日忘れもせずメシをくれるもんだよなあ」と感心していた感覚に近い。よくもま
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第43回
先日ツイッターで「最近の作家は編集者や出版社の愚痴や悪口、告発が多い。出版社側は敵ではない。協力し合わなければ余計出版界に未来はない」というような意味のつぶやきを見たような気がする。 これを言っている
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第42回
また担当の「進捗どうですか?」のメールを受けてからこの原稿を書いている。 だがそれを言うのは癪なので、「原稿は出来ていたけど、未送信になってました」と言って送ろうと思う。 おそらく漫画家に限らず、全く
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第41回
現在8月4日、漫画家はお盆進行の真っただ中、と言いたいところだが、本当の意味でお盆進行が関係あるのは雑誌連載の漫画家だけである。 前にも書いたと思うが、何故お盆や年末進行と言って締め切りが前倒しになる
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第40回
昔から漫画家と健康というのは水と油、ヤリマンと組曲と言われていたが、それはいささか古い発想というか、偏見である。 組曲を着ているヤリマンはいくらでもいるし、むしろヤリマンほど組曲を着ている説まである。
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第39回
昔から「弘法、筆を選ばす」ということわざがある。 そして「筆」というのが男根のメタファ―であるという事実はあまりにも有名である。 もちろん嘘だが、これを読んだ人が、筆もしくは弘法大師を見た時、男根を思
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第38回
前回、前々回と「単行本の売上が悪くて連載を打ち切られそうになった」という、漫画家の将来なりたいものランキング順位をさらに下げるようなことしか言っていないが、むしろ未来あるお子様に「漫画家」なる有害職業
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第37回
前回「コロナウィルスの影響(という設定)で連載が打ち切りになりそうだ」と書いたが、その後、急展開があり単行本の重版が決まったので少なくとも1巻分は連載を延命できることになった。 そこまで急展開ではなく
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第36回
緊急事態宣言も概ね解除されたが、未だにコロナの影響から抜け出せない今日この頃である。 当連載もバックナンバーを読み返してみると、コロナ初期の時は「漫画家には基本的無影響だが」などと言っているが、徐々に
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第35回
依然コロナウィルスの影響下である。この書き出しも他の連載含めて30回ぐらいやっているのでそろそろ飽きてきた。 不安かつ不自由な生活には変わりないが、私のように元々ひきこもりで、仕事が飛ぶなど金銭的に若
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第34回
未だに出口の見えないコロナ禍の真っただ中である。 もうコロナの話自体に辟易していると思うが、今この話題に触れないというのは、うどんを無視して香川を観光するぐらい不自然である。 私の住んでいるところは、
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第33回
相変わらずコロナウィルスは終息することなく、日々悪化の一途をたどっている。 コロナ自体も脅威であるが、その影響で多くのイベントが中止されている。 また現在、「外出自粛を要請」という、映画八甲田山で上層
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第32回
最近割と締め切りを覚えていたのだが、久しぶりに催促されてこの原稿を書いている。 締め切りなど、連載が終わらない限り、毎回決まった日に来るのだから忘れようがないだろう、と思うかもしれないが、作家というの
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第31回
現在どこを見てもコロナウィルスの話題ばかりである。 危うく平成が終わることにも気づかなかった私が「今コロナがアツい」と把握している時点で、これは大ごとだということが窺える。 しかしコロナの症状というの
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第30回
ここでは、漫画家などと名乗っているが、実態は無職、そして本業はエゴサーチャーである。 一日68時間ツイッターに張りつくというブラック勤務を自らに課しており、もはや「住んでいる」と言っても過言ではないの
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第29回
先日、自分のサイン本が中古屋で売られているのを発見してしまい、非常にショックだったので、出来ればサイン本は売らないでほしいという漫画家の声が注目を集めた。 賛同する作家もいる一方で、買われた時点でそれ
ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私 第28回
この原稿のみならず、全ての仕事が「書くことがない」から始まるし、書いたところでリツイートは24ぐらいだし誰が読んでいるのかさえ不明だ。 もう何もかも放り投げて、インドかアムステルダム、最近ではカナダあ