宙ごはん

『宙ごはん』町田そのこ/著▷「2023年本屋大賞」ノミネート作を担当編集者が全力PR
〝お休み〟が与えてくれたもの 『宙ごはん』の執筆は、書き下ろしとして始まりました。町田そのこさんから第一話の原稿が届いたのは2020年の5月。改稿と執筆を並行しながら半年くらい、最終話となる第五話の原稿が届きました。「これは……!!」繁華街の喧騒と危険なにおいが満ち、ノワール小説のようでした。それまでの四話と世界は繋が
2023年本屋大賞ノミネート記念対談 凪良ゆう×町田そのこ 本屋さんと私たち
本屋さんと私たち 『流浪の月』で2020年本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんと、『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞した町田そのこさん。凪良さんは島暮らしの高校生の男女の出会いから始まる物語『汝、星のごとく』で、町田さんは二人の母を持つ少女の成長を見つめる『宙ごはん』で、2023年本屋大賞ノミネート10作品
宙ごはん情報局
 全国の書店員さんの投票によって、「いちばん! 売りたい本」が選出される本屋大賞。今年も10作のノミネート作品が発表されました。その1作に町田そのこさんの『宙ごはん』が選ばれました。『宙ごはん』に投票してくださった書店員のみなさん、ありがとうございます。ほかにも以下の9作品がノミネートされています。『川のほとりに立つ者
町田そのこ『宙ごはん』
親も成長する 孤独の持ち主たちが擬似家族を形成し、回復していく姿を描き出した初長編『52ヘルツのクジラたち』で二〇二一年本屋大賞を受賞した町田そのこが、最新長編『宙ごはん』で再び家族というテーマと向き合った。「ごはん」を共通モチーフにした全五話は、優しさと温かさに加え、人生の苦みもしっかりときいている。育ててくれた「マ
「推してけ! 推してけ!」第20回 ◆『宙ごはん』(町田そのこ・著)
評者=堀井美香(フリーアナウンサー) その一皿に、自分の心までほどかれていく。 最近の私は料理に無頓着だ。今日のポトフも適当な材料を鍋に放り込んだだけ。いや、最近に限った話ではない。仕事と子育てで忙しかった頃は、母として手作りの料理を食べさせているという既成事実が大事だった。いつもせわしなく済ませる食事の中で、手作りと
宙ごはん情報局
 2021年本屋大賞受賞『52ヘルツのクジラたち』、2022年本屋大賞ノミネート『星を掬う』に続く、町田そのこさんの最新作『宙ごはん』が本日5月27日に発売されました。「読みながら何度も何度も、涙がこぼれた」「とても幸せな読後感」「すごく大切な一冊になりそう」など、一足早く作品を読んでくださった書店員さんからは、絶賛の