☆スペシャル対談☆ 角田光代 × 西加奈子 [字のないはがき]と向きあうということ。=もくじ=

☆スペシャル対談☆ 角田光代 × 西加奈子  [字のないはがき]と向きあうということ。=もくじ=

1_じゅうあつ。

2_わたしたち。

3_どこにいる?

4_しずかに。

対談をよりたのしむ5つのキーワード

(取材協力 クレヨンハウス東京店 撮影 五十嵐美弥)


角田光代(かくた・みつよ)
1967年生まれ。小説家。90年デビュー作『幸福な遊戯』(福武書店)で海燕新人文学賞受賞。99年『キッドナップ・ツアー』(理論社)で産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2003年『空中庭園』(文藝春秋)で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』(文藝春秋)で直木賞、06年『ロック母』(講談社)で川端康成文学賞、07年『八日目の蟬』(中央公論新社)で中央公論文芸賞ほか受賞多数。大の向田邦子ファンとして知られる。

西加奈子(にし・かなこ)
1977年生まれ。小説家。イラン・テヘラン生まれ。エジプト・カイロ、大阪府育ち。2004年『あおい』(小学館)でデビュー。05年『さくら』(小学館)、06年『きいろいゾウ』(小学館)発表、ベストセラーに。15年『サラバ!』(小学館)で直木賞を受賞。18年『おまじない』(筑摩書房)発表。自著の装丁や個展開催など、独特の色彩、トリミングで描く絵にも評価が高い。

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◇自著を語る◇ 角田光代『字のないはがき』

子ども時代に見ていたテレビドラマをのぞけば、向田邦子作品に出会ったのは二十二、三歳のころだ。このときすでにご本人はこの世の住人ではなかった、ということもあって、この作家は私には最初からものすごく遠い存在だった。平明、簡素でありながら、叙情的な文章で綴られる、暮らしや記憶の断片は、私の知らない大人の女性の世界だった。

◎編集者コラム◎ 『カール・エビス教授のあやかし京都見聞録』柏井 壽
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