今村翔吾

週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド 今回の目利きさん うさぎや 矢板店 山田恵理子さん
 ユーミンは50周年なのだ。気づいたら当たり前のように暮らしの中にはユーミンの曲が流れていた。昭和も、平成も、令和も。街中でも、スキー場でも、ビーチでも。懐かしくも新しく、時や空間を超えて輝き続けている。近年でユーミンの人柄に魅了されたのは、2021年紅白のステージだった。一瞬にして会場の空気をつかむ笑顔のトークと天性
◎編集者コラム◎ 『湖上の空』今村翔吾
〝47都道府県まわりきるまで帰りません〟というキャッチフレーズを掲げ、全国の書店、学校、社会福祉施設などを訪問する「今村翔吾のまつり旅」が、先日フィナーレを迎えました。ゴール地点は今村さんの第二の故郷という山形県新庄市。当日行われたイベントには、地元の皆さんはもちろん、遠方から訪れるファンやマスコミ、我々担当編集者らが
◎編集者コラム◎ 『てらこや青義堂 師匠、走る』今村翔吾
 今年1月に『塞王の楯』で第166回直木三十五賞を受賞した今村翔吾さんは、元ダンスインストラクターです。作家を目指したきっかけとして、教え子から「翔吾くん(と呼ばれていたそうです)だって夢を諦めている」と言われたことをインタビューなどでも話しておられるので、ご存じの方も多いと思います。このたび文庫版が発売された『てらこ
採れたて本!【歴史・時代小説】
『塞王の楯』で直木賞を受賞した今村翔吾の受賞後第一作は、池波正太郎、司馬遼太郎、火坂雅志らが取り上げた人気の戦国武将・真田幸村を描いている。関ヶ原の戦いに勝利し豊臣家を滅ぼす機会を狙う徳川家康のもとに、二度も煮え湯を飲まされた真田昌幸の息子・幸村が大坂城に入ったとの報告が届く。長男の信之は家康に仕え、第二次上田合戦で徳
週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド 今回の目利きさん 吉見書店 竜南店 柳下博幸さん
 戦国時代を終わらせた戦い「大坂の陣」数多くの作者によって綴られてきたこの戦い。直木賞受賞後第一作に今村翔吾が選んだのは真田幸村を主軸に据えたミステリアスな戦国ドラマ。関ヶ原の戦い以後徐々に力を削られ、滅びゆく運命を迎えた豊臣家。追い詰められた豊臣家は、来るべき最後の決戦に向け全国に檄を飛ばすも、豊臣恩顧の大名は誰一人
今村翔吾さん『てらこや青義堂  師匠、走る』
 デビュー作でもある「羽州ぼろ鳶組」シリーズが大ヒットを記録し、『童の神』が第一六〇回(二〇一八年下半期)直木賞の候補になるなど、今村翔吾は新たな時代小説の書き手として一躍、注目度を高めている。最新刊『てらこや青義堂 師匠、走る』は、作家にとって特別な一作だ。デビュー前のとある職業経験から得た実感やメッセージが、江戸を
◇自著を語る◇ 今村翔吾『てらこや青義堂 師匠、走る』
 本作の主人公、坂入十蔵は寺子屋の師匠である。彼が開く「青義堂」は、いかなる子でも受け入れるというのが方針。故に他の寺子屋を何らかの訳で追い出されたような、いわゆる「落ちこぼれ」も多く集まっている。十
思い出の味 ◈ 今村翔吾
 かつて私は好物でもない食材を、必死で追い求める日々を過ごした。  京都府の南端、相楽郡和束町と謂う地がある。面積は、東京二十三区で一番大きい大田区よりも広い約六十五㎢ 。人口は約四千人。山河が大半を