額賀澪

額賀 澪『タスキメシ 五輪』
東京オリンピックの落とし前をつける、最初の一歩 2021年の夏、東京でオリンピックが行われている最中、会う人会う人から「あんた、目がギンギンで顔がバッキバキだよ?」と言われた。連日開催される競技の数々はもちろん、オリンピックに関連するありとあらゆる事象をこの目に焼き付けてやろうと、メディアというメディアに囓りついた。大
◎編集者コラム◎ 『タスキメシ 箱根』額賀澪
 2019年~2020年、変わりゆく東京五輪マラソンの情報の中で、何度「ぎゃーーー!」と叫んだことでしょうか。この『タスキメシ 箱根』は、未曾有のコロナ禍に振り回された、まさに「TOKYO2020の悲劇」と名付けたい小説かと思います。単行本をお持ちの方はご存知かと思いますが、この本は、ベストセラー小説『タスキメシ』の続
週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド 今回の目利きさん うさぎや 矢板店 山田恵理子さん
 ウクライナの4歳の女の子が空爆で命を落としたと自宅でつけているテレビのニュースから流れてきた。亡くなる1時間前に母親と笑顔で歩いていた映像に涙が出てくる。幼い子どもの被害に耐えられない。もうやめてと世界中から願っても止められない。もっと現代には秩序があると思っていたが、幻想だった。『モノクロの夏に帰る』を執筆するにあ
週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド 今回の目利きさん うさぎや 矢板店 山田恵理子さん
空港は特別な場所である。仕事、旅行、家族や友人に会いに、見送りに、飛行機マニアとして、さまざまな理由で訪れ、空を見上げながら人生の1ページが刻まれていく。著者の《空港》への愛が込められた本作のタイトル『風の港』の3文字からは、たくさんの人々が行き交うターミナルの賑わいと、華やかな雑踏に、笑顔や涙がドラマチックに浮かび上
◎編集者コラム◎ 『ウズタマ』額賀 澪
 何回読んでも、しみじみと良い小説だなあ。今回、文庫化にあたり久しぶりに読み返して、深く思いました。それもそのはず、この『ウズタマ』は、発売当初からじわじわと口コミで広がり、ついには「読書メーター OF THE YEAR 2018」で堂々の1位に選ばれたのです! 小説好き、読書好きに最も愛された本の証です。
shosetsumaru_sansho_
 お待たせしました!!駅伝ファン、スポーツ小説ファン、青春小説ファンのリクエストにお応えして、ベストセラースポーツ小説が文庫化されました。元になる単行本『タスキメシ』が発売されたのは2015年。全国感想文コンクールの課題図書にも選ばれ、版を重ねベストセラーとなりました。続編の希望が多かったものの、何か意味がある時に発刊
tasukimeshi_hakone
物語が現実を追いかける──箱根駅伝予選会を終えて  今しがた、箱根駅伝の予選会が終わった。興奮冷めやらぬ中、このエッセイを書いている。  4年前の2015年秋。作家デビューしてまだ5ヶ月という頃に、
shosetsumaru_sansho_
 青春小説の旗手としてファンが多い額賀澪さん。この小説は、デビューして2年目、5冊目の小説でした。それまでの4冊でも、吹奏楽や駅伝、学校生活などを題材に青春の光と影を描き評価の高かった額賀さんですが、不思議と切ない恋愛を描いた小説は皆無でした。そこで「切ない恋愛小説を書いてみませんか」と提案させていただいたのが、「君
額賀 澪さん『風に恋う』
 高校に入学して間もない一年生が、かつて黄金時代を築きながらも今や落ちぶれた、吹奏楽部の部長に抜擢される。『風に恋う』は、そんなエピソードから幕を開ける。作家自身にとってもこのエピソードを獲得したこと
額賀澪さん
いままでやったことのない家族小説を書きたかった きらら……『君はレフティ』の刊行から1年経たないうちに、書き下ろし長編『ウズタマ』の発表となります。精力的な、お仕事ぶりです。 額賀……いえいえ。かな