7月19日、第157回直木賞選考会が開かれ、佐藤正午さんの『月の満ち欠け』が直木賞を受賞されました。おめでとうございます!! 小学館から刊行している 佐藤正午さん作品はこちら 『鳩の撃退法』は、山田風太郎賞を受賞した名作です。 関連記事 『熟柿』佐藤正午/著▷「2026年本屋大賞」ノミネート作を担当編集者が全力PR 〝一生もの〟の読書をしたい方へ 『熟柿』は前任の担当編集者たちが毎年佐藤正午さんの住む佐世保へ足を運んで、年に1回というスパンで原稿をいただき、9年もの歳月を経て単行本になりました。自分が『熟柿』チームに加わったのは最後の1年、物語の終盤に差し掛かってからでした。文芸編集部に異動してきたばかりの自分の感想や拙い意見も聞 ◎編集者コラム◎ 『正午派2025』佐藤正午 すこし長くなりますが昔話から始めます。いまはむかしの2009年11月、『正午派』というタイトルの単行本が刊行されました。他人事のように書き出してますけど、およそ15年前にこの本の編集現場を担当したのが、当時30代半ばのこの僕でした。いっぱんてきに、小説やエッセイ集などの単行本は、刊行から2〜3年ていどの時間が経つと、文 週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド vol.140 丸善丸の内本店 高頭佐和子さん 「かざらないひと」ってどういう人のことだろう? 自分を実際以上に盛って見せようとしない人? 変なところやかっこ悪いところを隠さない人のことも、そう言うのかも。「かざらない」というとかっこいいけれど、それは自然体でも素敵って言ってもらえる一部の人だけが許されることじゃないのかなあ。普通の人にはきびしいよ……。そんなことを 佐藤正午さん『冬に子供が生まれる』インタビュー改め、インタビューふうリポート 佐藤正午さんの直木賞受賞第一作『冬に子供が生まれる』が刊行されました。『月の満ち欠け』以来7年ぶりとなる新作長編です。せっかくなので小説丸でインタビューを、といった話もなくはありませんでしたが、そのときすでにほかの媒体から取材依頼がいくつも届いていました。そこで担当編集者は考えました。何か著者本人にも面白がってもらえ ◎編集者コラム◎ 『書くインタビュー6』佐藤正午 佐藤正午さんの『書くインタビュー6』が発売されました。この一文、念のためひとつひとつ説明します。……といった書き出しは、『書くインタビュー4』の編集者コラムでも、『書くインタビュー5』の編集者コラムでも採用してきたことなので(「二度あることは三度ある」ということばも頭をかすめて迷いましたが)、作家のことや「書くインタ