人生の岐路において、夢について考えるきっかけをくれた一冊、「いまを生きる」

はてなブログとのタイアップ企画にて、優秀作品に選ばれた一作「CUCUMBER」さんの【青春の一冊】のコメントを公開いたします。多感な青春時代に、大切なことに気づくきっかけをくれた記念すべき一冊についてのエピソードです。

先日の記事で、はてなブログ×P+D MAGAZINEの「今日のお題」キャンペーンの結果発表を行いました。
結果発表の記事はこちら

お題のテーマは、【あなたにとっての青春の一冊はなんですか?】です。
結果発表記事では、総評のみの記載をさせていただいていましたが、今回は「どういった点で選ばれたのか」、小学館の“中の人(審査委員会)”の感想を、引き続き発表いたします!

等身大の言葉で鮮やかに描かれる青春時代

―それぞれどういった点で、今回のブログを選んだのでしょうか?

部員K「優秀賞の選考の中でも、等身大の言葉で描かれていたところに親近感が湧きました。」

部員A「多感な時期に感じる、微細な感情の揺れがよく描かれていたよね。」

部員K「CUCUMBERさんの感じたことが、率直に描かれていて、嘘のない文章であることに惹きつけられました。」

編集長N「起承転結があり、ストーリーとして面白い。普通なら、この『いまを生きる』という作品を読んで教師になろうと思った、となりそうなところを、教師にならないことを決めたというあたりが想定外。まるで書き手のキャラクターや当時の様子が映像のように浮かび、目の前で起きている出来事かのような臨場感もありました。」

以上、今回優秀賞に選ばれた際のコメントをピックアップしてご紹介しました。

CUCUMBERさんが選んだ、青春の一冊「いまを生きる」

「いまを生きる」N・Hクラインバウム著(1990年)

20160410184103

1959年のアメリカ。厳格な校風で有名な名門校に、新任の国語教師キーティングが着任。型破りなスタイルで熱く詩を講じる彼に、生徒たちは、とまどいながらも惹かれてゆく…。自由を愛する精神と管理教育との対立を描く、感動の青春学園ドラマ。

この本が、CUCUMBERさんの青春に、どのような影響を与えたのでしょうか。
ぜひ、CUCUMBERさんのブログで確認してみてください。
CUCUMBERさんの記事はこちら>>

おわりに

CUCUMBERさんの、繊細な思いや青春時代に抱いた気持ちが、リアルに伝わってくる投稿でした。
これからも語り継がれていくであろう名作、「いまを生きる」。いつの時代に読んでも、心に迫る感動がある一作です。
次回も、優秀賞に選ばれた作品をご紹介しますので、お楽しみに!

初出:P+D MAGAZINE(2016/07/12)

川上弘美著『大きな鳥にさらわれないよう』は新しい神話ファンタジー。嵐山光三郎が解説!
デビュー作品完結に10年費やした作家・福永武彦