若林 踏さん × 新川帆立さん（「ミステリの住人」第８回）◆ポッドキャスト【本の窓】

復讐は難しいからこそ　実写ドラマ化された「元彼の遺言状」シリーズをはじめ、弁護士として法曹の世界で働いた経験を活かし、ポップで軽快なリーガルミステリーを書き継いできた新川帆立。最新長編『目には目を』は、これまでのイメージを覆す社会派ミステリーだ。そして、過去最高の本格ミステリー度を有する一作でもある。　紀元前18世紀に

法律家スピリットと反抗期の批判精神から生まれた物語　『元彼の遺言状』で『このミステリーがすごい！』大賞の大賞を受賞して一昨年デビューした新川帆立さん。以来ヒットを飛ばし続けている彼女の新作が『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』。リーガルＳＦ短篇集という、新たな試みだ。このなんとも長いタイトルにも、実

　ミステリ書評家・若林踏さんが、警察、冒険、私立探偵など様々なミステリジャンルを牽引する作家をゲストにお招きし、インタビューする本シリーズ。第７回は、ホラーとミステリの境界線を自在に行き来する新名智さんをお迎えします。実はお二人は、某大学のミステリ研究会出身の間柄。若林さんの先輩トークに期待です！

「ミステリの住人」第７回のテーマはホラー小説。ミステリとホラー、両者の化学反応とはいかなる形でなされるべきか。今回、取りあげる新名智のデビュー作『虚魚』(KADOKAWA)ほど、そうしたテーマを考えるのに最適な作品はない。

　ミステリ書評家・若林踏さんが、警察、冒険、私立探偵など様々なミステリジャンルを牽引する作家をゲストにお招きし、インタビューする本シリーズ。第６回は、〝活劇小説〟の旗手として深町秋生さんをお迎えします。「いい加減、エンターテイナーを目指そう」。一念発起した深町さんが〝ケレン味〟を求めて登場させたキャラとは？　後編は８月2