エッセイ連載
2021年3月×日 「子育てエッセイの依頼とか、来ないんですか?」2020年2月。産後2週間健診で、助産師さんから突如、そんなことを言われた。私が出産したのは規模がそこそこ大きい病院で…
昔からジェットコースターが苦手だった。高いところから急降下する時の、あのふわっとする感じが好きじゃない。でも、屋内のジェットコースターは好きだ。「武田の乗れるやつと乗れないやつの基準ってなんなん?」と友人に聞かれた時には、「落ちた時に死にそうなやつは乗れない」と答えた。
──おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)初めてこの文章に触れたのは、確か小学生の高学年の頃だった。フランス人飛行士であり作家でもあったアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作小説『星の王子さま』の一節だ。
折しものコロナ禍で、人々の働き方や生活様式は大きく変わりました。僕のような物書き稼業の者にしても、取材や打ち合わせがオンライン化され、移動の負荷は少なからず軽減されています。
そうして
正常性バイアスという心理学用語がある。自分にとって都合の悪い情報を軽視したり、何か予想外のことが起きた時にあくまで日常生活の延長上の出来事だと思い込もうとしたりする人間の特性のことだ。私は
現在2度目の緊急事態宣言が発令されているはずである。とは言っても、我が県は政府に最後まで忘れられている47都道府県目の座を、いつも鳥取あたりと競っている強豪県なので当然発令されていないのだが
これが今年一発目の記事である。
しかし私の仕事は12月31日の17時に納まり、1月1日の0時18分には始まっていた。
これは仕事が忙しいからというわけではなく、もっとタイトにやれ
「響け!ユーフォニアム」のアニメが放送されていた2015年、私は人生の岐路に立たされていた。そう、就職活動である。アニメ化したら専業作家で問題ないだろうという気持ちと、いやいや人生そんなに上
子供の頃、バタービールを飲んでみたかった。バタービールとは「ハリー・ポッター」に登場する飲み物で、映画の中ではハーマイオニーが口元に泡でひげを作っていた。ビールジョッキに並々とつがれた温か
偽電気ブランをご存じだろうか。森見登美彦さんの小説『夜は短し歩けよ乙女』に登場する架空の酒である。私はそもそも電気ブランを知らなかったので、初めて小説を読んだ時には偽のつかない電気ブランも
今、世間は鬼滅の刃の映画とおばさんの復権希望おじさんの話で持ちきりである。ちなみに私の言う「世間」というのはツイッターの事であり、世間一般の遥か下流に位置する集落の話なのでご注意いただきたい
私は漫画家を目指すことを親に止められた口である。
何故もっと本気で止めてくれなかったのか。おそらく「暴力」や「投薬」を使わなかったのが敗因だろう。
しかし、今お子さんがユーチュー
本物の霊能者を探し求めて幾星霜。この連載のおかげもあり、僕のもとには日々、友人知人や仕事仲間など様々なルートから有力情報が飛び込んできます。
ただ、メディアによく取り上げられている
大学生の時に美術サークルを選んだのは、人数がほどほどに多くて、活動もほどほどにあって、尚且つ趣味が合いそうな人間が多いからだった。サークルでは定期的に展覧会を開いたり、合宿などのイベントが