インタビュー

浅田次郎
 一年のうち三分の一から四分の一は旅をしていると公言する浅田次郎は、旅の経験や発見を小説に溶かし込んでいく一方で、旅の出来事をダイレクトに綴るエッセイも二〇〇二年から毎月一本、原稿用紙七枚のボリューム
谷崎由依さん
ある日突然イメージが降りてきた    海を行く小舟が向かう先に小島がある。その島に〈ぼく〉はずっといる。島から出てはいけないと言われているのだ。理由は〈ぼく〉の顔が化け物だから──。谷崎由依
海猫沢めろん先生
世間が押しつける子育ての常識に抗いたい   きらら……『キッズファイヤー・ドットコム』は、海猫沢さんの実体験が読み取れる育児小説です。もともと書かれる予定だったのですか? 海猫沢……いえ、ま
真梨幸子さん
取材で書くよりもゼロから創作した方が大胆になれる   内田……まず『祝言島』のタイトルが秀逸です。このタイトルを思いつかれたきっかけは? 真梨……今回の物語は『きらら』からオファーがあった段
長嶋 有さん
日常の中で触れる訃報の数々     長嶋有さんの『もう生まれたくない』は大学に集まる職員や学生たちが、同じ訃報を目にするという共通点で連なっていく群像劇だ。きっかけのひとつは、別名義でミニコ
伊藤朱里さん『稽古とプラリネ』
29歳ライターの仕事と友情とお稽古  2015年に第31回太宰治賞を受賞した伊藤朱里さんが、待望の第2作を発表した。タイトルは『稽古とプラリネ』。主人公は3年間勤めた銀行を辞め、副業でやっていたライタ
辻村深月さん
不思議な城に集められた少年少女 「何人もの読者の方に、“この本は『冷たい校舎の時は止まる』のアンサーだと思いました”と言われました。デビュー作から読んでくれている人が待っていたものが書けたのかな、と思
瀧羽麻子さん
京都の学生たちのキュートな恋愛模様を描いた、瀧羽麻子さんの人気シリーズ最新作、『左京区桃栗坂上ル』が6月末に発売されます。幼い頃の淡い気持ちから、ゆっくりと恋が育まれていく青春小説です。「左京区」シリーズのファンだという、三省堂書店新横浜店の佐々木麻美さんと紀伊國屋書店新宿本店の今井麻夕美さんが、瀧羽さんに最新作の読み
青山七恵さん
二人組の存在をテーマにしてきた   きらら……『ハッチとマーロウ』は長野県の別荘で、シングルマザーの母親と暮らす姉妹の物語です。ご構想のきっかけを教えてください。 青山……ずっと以前から、双
柚月麻子さん
あの連続不審死事件がきっかけ  交際していた男性が次々と不審な死を遂げていることが発覚、物的証拠のないまま無期懲役を言い渡されて控訴審を控えている女、梶井真奈子。週刊誌記者の町田里佳は拘置所の彼女に手
羽田圭介さん
テレビに出るのは小説執筆のための潜入取材 きらら……『成功者K』、面白かったです。芥川賞を受賞して一躍人気者になった主人公Kが、出会う女性と次々にセックスしていきます。男子読者の多くは爆笑するであろう
蛭田亜紗子さん
大正時代、北の地を目指した人々    2008年に「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞、映画化もされたデビュー作『自縄自縛の私』(「自縄自縛の二乗」を改題)、『フィッターXの異常な
藤谷治さん
小説自体が一つの旅であり、経験になる作品 高頭……刊行前のプルーフ本で『世界でいちばん美しい』を拝読しました。この小説は「けむり」というタイトルでいつかは書きたいと、藤谷さんが構想に十年をかけられた物
fujitani_san
天真爛漫な一人の天才とその親友  島崎哲には親友がいる。雪踏文彦、通称せった君。小学生の頃、勉強ができなくて周囲から馬鹿にされていたせった君だが、島崎がピアノを弾く姿を見ただけで同じ曲を弾いてみせて周