滞米こじらせ日記〜愛しきダメな隣人たち〜【目次】
☞ ①を読む
世界に目を向けてみれば、
あなたの悩みなんてちっぽけかも。
アメリカ発、こじらせまくりの
新感覚エッセイ、連載スタートです!
☞ ②を読む
よく電話をかけてくる友人の一人、ポール。
彼の心労が、ほかの誰よりも
身につまされるのはなぜだろう──。
☞ ③を読む
流されやすいポールは、
ついにスジョンと結婚してしまう。
嚙み合わない歯車を
ことばのせいにしているうちはよかったが……。
☞ ④を読む
何度も離婚を考え、
そのたびに思い留まってきたポール。
気づけば25年の月日が経ち……。
☞ ⑤を読む
夫から「ハンナを愛してしまった」と告白され、
友人でもあるハンナからも、
離婚を迫られたスジョンは……。
☞ ①を読む
ジュリアとモニカとわたしは、
いつもいっしょにいた。
20代のころ、適度な距離を保って
付き合っているあいだは……。
☞ ②を読む
いつもいっしょにいたジュリアとモニカとわたし。
あるときジュリアにのっぴきならない事情が生じて!?
☞ ③を読む
ジュリアの彼氏・幸太は、
大食漢のゴーストバスター。
仏さまのように器の大きい人物だったが……。
☞ ④を読む
寝たきりになってしまった
ジュリアの彼氏・幸太。
ジュリアの必死の看病もむなしく……。
☞ ⑤を読む
看病するジュリアを励ます一方、
距離が離れてしまったモニカを思い出す。
第2話、ついに最終回!
☞ ①を読む
元女優のブロンド美女で、
ハーバードの博士号を持っていて、
裕福な育ちのイレーネが、
「幸福は幻にすぎない」と言う。
誰にとっても悩ましい、第3話スタート!
☞ ②を読む
美人でお金持ちのイレーネだが、
近くにいると聞こえるのはため息ばかり。
家族のなかにいろいろな問題が
あることがわかってきて……。
☞ ③を読む
お金持ちは幸せなのだろうか?
イレーネの弟たちにも
お金と家族の悩みがあることが判明して──。
☞ ④を読む
「ペーパーの上ではパーフェクトなのよ」
70歳ほどの男と付き合うジェンナ。
ずるずると関係を先延ばしにした結果は?
☞ ①を読む
中国生まれのユダヤ教徒で、
怪しい風貌だったハーヴェイ。
裏でアメリカ社会を牛耳るようになったと聞いて、
久しぶりに会ってみると……。
☞ ②を読む
知れば知るほど
わからなくなる人たちに振り回され、
馬車ウマのように働く
自分に嫌気が差してきて⁉︎
☞ ③を読む
どこからどう見ても、
ちゃらんぽらんで
胡散臭く見えるハーヴェイ。
綾音さんにはまったく違って見えるようで――。
☞ ④を読む
得体のしれない3人の謎がとけはじめたのは、
「南京虫問題」がやっと終結した、
ある平和な週末のことだった──
☞ ⑤を読む
不可解だと思っていた3人組には、
寄り添い合うだけの悲しい理由があったのだ。
☞ ③を読む
夏になるとニューヨークへやって来る笑田さん。
彼がふにゃふにゃとぼやいた独り言が、
心に突き刺さって忘れられない。
☞ ①を読む
世の中には壮絶な人生がごろごろころがっている。
ハーレムの子供保護センターにいた日本人女性も、
いろいろな心痛を抱えて生きていた。
☞ ②を読む
7つのとき、神様と決別してから、
わたしはいつしか魔法も奇跡も信じない大人になった。
けれど、周りにはいつも「信じる人」がいた。
☞ ③を読む
大学時代の同級生でもある神父と飲みに行った。
彼はアルコールが入ってもなかなか心を割らない。
立場から生きる人生というのは、なかなか難儀なものだ。
☞ ④を読む
あのマザー・テレサも神の存在を疑っていた。
彼女のことばの破片が、
心にぷすぷすと突き刺さる。
☞ ①を読む
ミスター・アロンソンはひねくれていて
気難しい80代後半の長老。
かすめて出し抜くようなジョークに
慣れるには時間がかかる。
☞ ②を読む
カゲロウには口がない。
産卵すると、摂食することもなく、
そのまま死んでいく。
カゲロウは何のために生きるのだろうか。
☞ ③を読む
年を取ったら、わたしも
日本に帰りたくなるのだろうか。
そして、わたしは
どんな死に方をするのだろう。
☞ ④を読む
時間は止めどなく過ぎていき、
人生は、指の間から
こぼれ落ちる砂みたいに、
サラサラと流れ落ちていく。
☞ ⑤を読む
もし死後の世界があるなら、
ミスター・アロンソンは今ごろ、
答えが得られて納得しているに違いない。
みんながくたびれた感じで