武塙麻衣子

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武塙麻衣子「一角通り商店街のこと」6
 モーニングを食べに来ていた客の波がすっと引き、次に忙しくなるランチタイムま…
武塙麻衣子「一角通り商店街のこと」5
「あ、もしもし雄士くん? 遅くにごめんなさいね。悪いんだけど明日の朝、こっち…
武塙麻衣子「一角通り商店街のこと」4
 大学が夏休みに入った途端にぽかりと時間があいた。前期は、一限の授業が週に四…
武塙麻衣子「一角通り商店街のこと」3
 六月になってすぐ、急に体重が落ちた。四限が休講になり、早く帰れることになっ…
武塙麻衣子「一角通り商店街のこと」2
「じゃあ二限のあとまた学食でね」九時十五分から受けていた一限の健康科学概論の…
武塙麻衣子「一角通り商店街のこと」1
「腹、減ったなぁ」ぼやきながらアパートの階段を昇り、ポケットから鍵を取りだし…
作家を作った言葉〔第26回〕武塙麻衣子
 私はいわゆるおじいちゃん子だった。母方の祖父は秋田出身の穏やかな性格の人で…