源流の人

源流の人 第26回 ◇ 沢田蒼梧 (ピアニスト、医学生)
全世界の喝采を全身に浴びながら世界最高峰のコンクールで熱演 若きピアニストは白衣に身を包み現役医学生として研鑽を積む日々 選択肢はいくつあってもいい。心動かされる演奏は「ダブルメジャー」だからこその「自由」から生み出される。「ピアノの詩人」ショパンの生地・ワルシャワで、五年ごとに開催される「フレデリック・ショパン国際ピ
源流の人 第25回 ◇ 藤間爽子 (日本舞踊家、俳優)
唯一無二の存在感 気鋭の俳優は日本舞踊の若き家元として脚光 たおやかに、ときに激情を秘めて多様な表現空間を自由に舞い踊る 華やかな舞台は稽古の積み重ねがあってこそ。三代目の心奥に秘めた確かな決意とこれから。俳優・二宮和也の演じる主人公・鳴沢温人が社長を務める会社に勤務し、彼の家で起きた誘拐事件の謎を解くべく尽くす温和な
源流の人 第24回 ◇ オカズデザイン (料理とグラフィックデザインのチーム)
食材の持ち味を見つめ、器を見つめシンプルかつ普遍的な料理を追求 創る者らと語り合い、切磋琢磨し小説や映像世界に深みを与えていく 評判が評判を呼び、おいしさを提供する道へ。人と土地との縁を大事にしてきたふたりの滋味深い生き方とは。一九六〇年代の沖縄・山原地域で育った少女・暢子を主人公にした、NHK連続テレビ小説「ちむどん
源流の人 第23回 ◇ 平尾 剛 (神戸親和女子大学教授、スポーツ教育学者)
数字や勝利至上主義から脱却し楽しめるスポーツを希求していく アスリートや指導者を支えながら身体と心の声に、耳を傾け続ける きっかけは哲学者たちの言葉だった。研究者へとシフトチェンジしたラグビー元日本代表は、ノーサイド精神のもと後進を育てていく。「筋トレへの傾倒は、『しなやかな身のこなし』をむしろ阻害する方向に働く。から
源流の人 第22回 ◇ プチ鹿島(時事芸人、コラムニスト)
新聞各紙を凝視し、俯瞰して世の中の有形無形を一刀両断 「将来世代に恥じないように」忖度なしに世に放つ 喋って、書いて、読み解いて。ネタとして時事問題を楽しむ発信者は、笑いに変えて核心を突く。毎朝、十四紙もの新聞を細かくチェックする。各紙を俯瞰しながら、ニュースの取り扱われ方の「クセ」を見つける。そして、世の中の有形無形
源流の人 第21回 ◇ 吉藤オリィ (株式会社オリィ研究所共同創設者代表取締役所長/ロボットコミュニケーター)
「孤独を解消すること」を命題に分身ロボット開発に没頭した日々 少年時代の苦い記憶を経て知った今を肯定しながら生きる尊さ 「生かされている」を「生きる」へ──テクノロジーで社会参加の可能性を広げる「黒い白衣」の開拓者は、空間を超えて人々を繫いでいく。東京・日本橋。昭和通りの交差点に面するカフェを訪ねた。「分身ロボットカフ
源流の人 第20回 ◇ 田口幹人 (合同会社 未来読書研究所 代表)
書店に生まれ、書店と共に生き続け絶望も乗り越えて「書店員の星」に まだ見ぬ一冊が拓く新たな人生の扉、次世代へ繋ぐために東奔西走は続く たった一冊から取次可能。流通の常識を覆す試みで、元書店員は本との出合いの場を広げてゆく。 一冊の本は、読む者を新たな世界へと繋ぐ扉だ──。その信念のもと、本と向き合い続ける人物と出会った言葉と真正面から向き合い磨き上げ、人物の活きる演劇空間を紡ぐ劇作家 物語は運命に翻弄され流転しながらそれでも光の射す方へと観衆を導く 芝居、ミュージカル、テレビドラマ。気鋭の脚本家は舞台の枠を超えて等身大の「人間」を描き出す。 この人の紡ぐ台詞は、一言たりとも聞き逃したくない──。劇場通いを日課とする筆者が敬愛する、気
源流の人 第19回 ◇ 長田育恵 (劇作家、脚本家、「てがみ座」主宰)
言葉と真正面から向き合い磨き上げ、人物の活きる演劇空間を紡ぐ劇作家 物語は運命に翻弄され流転しながらそれでも光の射す方へと観衆を導く 芝居、ミュージカル、テレビドラマ。気鋭の脚本家は舞台の枠を超えて等身大の「人間」を描き出す。 この人の紡ぐ台詞は、一言たりとも聞き逃したくない──。劇場通いを日課とする筆者が敬愛する、気
源流の人 第18回 ◇ 横山 剣 (クレイジーケンバンド・リーダー、作詞・作曲家)
デビュー四十年、還暦を越えた「東洋一のサウンド・マシーン」 ミナト・ヨコハマの風に吹かれ聴こえる旋律、見据える未来 初の全曲カバーアルバムで新境地を開いた〈歌うメロディー・メイカー〉は、聴く者を記憶の彼方へと誘い続ける。 カモメが蒼空を自由奔放に飛び交う、横浜港。その南端に突き出た本牧エリアは、日本におけるジャズやR&
源流の人 第17回 ◇ 松浦弥太郎 (エッセイスト、 クリエイティブディレクター)
大切なのは「ゼロ」からではなく「いち」からはじめるということ 大人気エッセイストが提唱する経験に依存しない新しい生き方 強い言葉は、ひとのこころを疲弊させる。言葉に込める思いがたとえ「正義」であったとしても、その思いを乗せる言葉が過剰に強ければ、広い海原ではおよそ予想もつかない波を生む。その波は、見当違いに海岸の砂を抉
源流の人 第16回 ◇ 天真みちる (企画・脚本・演出家)
「たそ」の愛称で親しまれる元タカラジェンヌはいま、花園の外から舞台を支え、新旧のファンを魅了する ある時は、主役の吸血鬼に血を吸われ、舞台上でやたらと暴れまくる、不動産業者。また、ある時は、王朝物でつねに目を半分だけ開けたままの、怪しげな右大臣。いかり肩でモヒカン頭の用心棒。角刈りにねじり鉢巻きの、威勢のいい車引き──
源流の人 第15回 ◇ 平林 景 (一般社団法人日本障がい者ファッション協会 代表理事)
パラ・ファッションだからこそかっこよく。自らスカートの裾を翻し目指すパリコレで、ランウェイの先に見ている地平とは。 一枚の巻きスカートをまとい、揺るぎない眼差しで立つ。そんな男性の姿をとらえた写真が、ここ最近、メディアを駆けめぐっている。黒を基調としたロングの巻きスカートには、「無限の空間」を主題にしたという、ほの青く
源流の人 第14回 ◇ 長谷川耕造 (株式会社グローバルダイニング 代表取締役社長)
若き日の欧州生活で得た国際感覚。数々のエンターテインメントレストランの創出者は、危機に瀕した日本の外食産業を救おうと闘っている。例年より遅く関東甲信地方の梅雨入りが発表された、その日の、宵のくち。東京・道玄坂上にある和食レストラン「権八 渋谷」を訪ねた。「大人の蕎麦屋」と銘打つこの店は、
源流の人 第13回 ◇ 森岡督行 (「森岡書店」店主)
国内外を問わず注目を集めるオルタナティブ書店の先導者は、未曽有の事態の中、新たな仕事を紡ぎ出す。東京・銀座一丁目。華やかな彩りをまとう大通りから入った閑静な一角に、世界でも唯一無二の書店がある。店の名は「森岡書店」。一九二九(昭和四)年に建てられたクラシックなビルの一階の、白を基調とした、シンプルでモダンな空間だ。
源流の人 第12回 ◇ ベロスルドヴァ・オリガ (弁護士)
仙台で高校生までを過ごし、東大大学院で学んだロシア語、日本語、英語のトライリンガルは、言語の壁を越え、国際仲裁の分野で世界を目指す。 北緯五十五度、ロシア連邦・シベリア最大の都市、ノヴォシビルスク。「新しいシベリアの都市」という意味の名が付けられたこの街は、ヨーロッパと沿海地方、中央アジア、モンゴル、そして中国とを結ぶ
源流の人 第11回 ◇ ナカムラクニオ (ブックカフェ店主・金継ぎ師・ アートディレクター)
やりたいことは一つでなくていい。導かれるようにして、パラレルキャリアが一人のテレビマンの生き方を変えていった。 夕焼け色の快速電車は新宿駅を出発すると、西へ西へとまっすぐ突き進む。JR中央線を荻窪駅で降り、賑わう商店街を西へ数分歩くところに、その「異界」はある。
源流の人 第10回 ◇ 小島武仁 (経済学者/東京大学教授)
ハーバード、イェール、スタンフォードで、世界でも最先端の経済理論を研究し、恩師、同僚はノーベル経済学賞を受賞。世界が注目する経済学者の目にはいま何が映っているのか。
源流の人 第9回 ◇ 三納寛之 (和菓子職人)
はかない四季の彩りを手の平から伝統を咀嚼した技術で精緻に再現 孤高の和菓子職人が発信する未知の味わいと宝石のような美の世界 SNSに商品をあげるや否や完売! しかも「食べるのがも