ニュース

20171102173022-0005 (3)
 面白本を探し求める全国の読者諸兄よ、読んで驚け! 神野オキナ『カミカゼの邦』は、そう高らかに声を上げたくなる飛び切りの作品だ。  尖閣諸島のひとつである魚釣島の騒動を発端に、日本と中国が開戦。沖縄を
20171102173022-0002 (3)
〈隅田川御用帳〉や〈藍染袴お匙帖〉などの人気シリーズを手掛ける藤原緋沙子の新作は、宇治で碾茶を生産する御茶師という珍しい題材に着目している。  江戸初期。将軍家の茶道指南であり、宇治の御茶吟味役も務め
中谷さん
 デビュー作ながら、本国イギリスでの刊行直後、十五か国で翻訳が決定したという、注目のサイコスリラー『邪魔者』。厄介な事情を抱えた姉妹の複雑な心理描写がズキズキと刺さる前半から、家族の秘密が暴かれる後半
ふじおかさん
丹後地方の医師との出会い    京都府の北部、丹後半島にある、海と山に囲まれた小さな町。藤岡陽子さんの新作『満天のゴール』はそこが舞台だ。 「私が育ったのは京都市内ですが、車で1時間半ほどで
かわさきさん
北の山中で熊に遭遇する親子    河﨑秋子さんの職業は作家であり、羊飼いだ。大学卒業後にニュージーランドで緬羊飼育技術を1年間学んだあと、北海道で酪農を営む自宅で緬羊の飼育・出荷をしている。
鈴木るりかさん
一生分の『ちゃお』を読みたくて小説を応募   内田……『さよなら、田中さん』を読ませていただきました。面白い! という言葉が、このぐらいふさわしい小説はないんじゃないかと思うほどでした。 鈴
なんかのゆめ
『南柯の夢』は元監察医の著者ならではの切り口と登場人物によるメッセージが心に響き毎回号泣してしまう。 書店員名前 明正堂アトレ上野店(東京) 増山明子さん 講談社ノベルス ◎『南柯の夢』椹
人間の大地
 ページを捲ると、遠く知らない土地。頬を撫でる乾いた風や人々の息づかいを感じ、人生のスパイスとしてあなたの感性をぴりっと刺激してくれる、そんな本はいかがですか?
20171102173022-0004 (2)
 主人公の名は朴亜弓(仮名)。昭和末期から平成の初期に裏の社会でこの名前を知らなかったらモグリだ、と言われた最悪の女ギャングだ。今は夫となったヤクザの組長までもリスペクトしていたほどなのだ。  著者の
チョコパン
○月×日  本屋で働くことほど辛いことはないと、強く思うことがある。女性誌の大量発売日などはとくに辛い。お洒落をして銀座かどっかでデートをしたいと思う。あとはレシピ本。はらぺこグリズリー『世界一美味し
20171102173022-0001 (3)
 新本格ミステリ30周年を祝うかのように、東京創元社の新人賞・鮎川哲也賞(第27回)から、コテコテの新本格が登場した。その名も『屍人荘の殺人』。  帯にいわく、「たった一時間半で世界は一変した。全員が
20171102173022-0003 (3)
 自分は性的な嗜好に関して、差別意識は持っていない、と思っている。LGBT、いわゆるセクシャルマイノリティーに対しても、今はまだ生き辛さはあるだろうけど(世の中のシステムとか)、それがなくなればいいな
古沢さん
 子どもの頃、近所の児童館に卓球台があって、友達と入り浸っていました。同じ頃、サッカーもやっていたのですが、チームプレーにはどうも馴染めませんでした。その点、卓球は基本的には個人競技で、相手と心理を読
阿部智里さん
 山内と名付けられた異世界を舞台にした和風ファンタジー〈八咫烏シリーズ〉の第六作『弥栄の烏』では、八咫烏の一族と宿敵・大猿との最終決戦が描かれている。 「これまではシリーズのどこからでも、単体で読める
水野さん
星野道夫の人生に 自分を重ねて読む ──「東京カリ~番長」「東京スパイス番長」主宰として、カレーにまつわる活動をし続けてきた水野仁輔さん。その原点は、幼少期にまで遡る。  僕は静岡県浜松市の出身で、5
池上永一さん
知らなかったボリビア移民の歴史    池上永一さんといえばさまざまなエンターテインメント作品を発表するなかで、石垣島を舞台にしたマジックリアリズム的小説『風車祭(カジマヤー)』や、琉球王朝