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 そうです。賀川少尉を殺したのはわたしです。──という犯人の独白から幕が上がる、古処誠二『いくさの底』の舞台となるのは、太平洋戦争の真っ只なか、戡定後のビルマの山村だ。  民間人である依井は、賀川少尉
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『ルビンの壺が割れた』は、覆面作家・宿野かほるのデビュー作。版元の新潮社が2週間限定で全文をネット上に無料公開し、読者からキャッチコピーを募るキャンペーンを大々的に展開し、刊行前から大きな話題を集めて
きょうの日は、さようなら
 世の中には色々な形をした家族がある。ひと括りにはできないが、そのいくつかを紹介したい。テーマは「押し付けないけど想い合う家族」。
弥栄の烏
市川拓司さん『MM』のラスト、彼らの仕掛けた大博打は誰もが夢見る大舞台だ。
 主人公の白鳥神威は、新宿歌舞伎町のカリスマホストで、ホストクラブBLUE†BLOODの二代目店長だ。一八歳から二七歳までの九年間続けてきた「あらゆることをプラスに考える癖」で、人生を切りひらいてきた
今日のメシ
 新潟市の北書店でハロー!ブックス(以下H!B)という佐渡島で行われるイベントを知りました。ゲスト陣の豪華さに驚き、手伝いに行って住み始め、早二年。現在はドーナツ屋をしつつ、「カフェ日和山」を共同運営
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 桑田真澄が巨人の選手だった時、トラブルに巻き込まれたことがあった。当時のコミッショナーは、新渡戸稲造の著作で人生勉強をするよう諭したとされる。ただ、野球は青少年の心身に悪影響を与えるとする「野球害毒
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 2012年夏、各地でさまざまな犯行予告がホームページや問い合わせのメール窓口に寄せられる事件が起こった。  横浜の小学校への襲撃、大阪の繁華街での無差別殺人、国際線飛行機の爆破、伊勢神宮爆破と物騒な
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 主人公は、生活デザイン雑誌の編集者羽野。小学生時代を発展途上国で過ごした彼は、その時の記憶を心の奥に抱えて生きている。太陽が照りつける彼の国での日々、植物の息づかいを間近に感じた「庭」での時間は、彼
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 「KAPPA-ONE」は、カッパ・ノベルスを擁する光文社主催の長編新人賞。光文社文庫の公募アンソロジー『本格推理』が母体になったこともあって本格ミステリに強く、いまをときめく東川篤哉や石持浅海、詠坂
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 拳銃を持った覆面姿の三人組が、甲府市内の宝石店を襲撃。警備員二名を殺傷して奪った宝石の総額は三億七千万円相当。ところが、主犯格のひとりが宝石を持ったまま、冬の北岳の奥へと姿を消してしまう……。  樋
パワーフード
○月×日  神保町に来て丸二年。特色のある街で仕事をするのは楽しい。「神保町で働いています」と挨拶すると「古本の街!」とすぐに分かってもらえる。日本だけでなく韓国の人にもだ。「神保町で韓国の本屋をやっ
センセイの鞄
 お酒と本とおつまみ、私の三種の神器です。本もおつまみも甘いだけじゃなくしょっぱいところもある、甘さとしょっぱさがお互いを引き立てるようなものがぐいぐいお酒が進みます(笑)。今日はシンプルなのに読み
拡散忌望
 怖い話が好きだ。ホラー小説とか映画とか。テレビで心霊特番とか本当にあった怖い話とか放送されれば、録画してまで観てしまう。  もちろん普通に文芸書も大好きだが、好きなホラー作家さんの新刊が出ると、読
shosetsumaru_sansho_ (1)
「幸せの尺度」を問う、著者新境地の感動作。  私事ですが、三十代にサーフィンにどっぷり浸かっていた時期があり、冬だろうが週に一度は必ず海に通っていました。都会とは違う時間が流れ、アスファルトでない
林檎の樹
『林檎の樹』(ゴールズワージー著)を読み始めた当初は、 この本がその後人生最高の本の一冊になるとは思いませんでした。
コハルノートへおかえり
『コハルノートへおかえり』(石井颯良著)は、 香りが漂ってきそうな、読むと癒される作品ですよ。
血の弔旗
 アウトローやオフビートな小説は、えげつない描写や目を背けたくなる場面が多々ある。しかしそれは紛れもなくこの世界で起きている出来事であり事実であり、実は日常なのだと思う。そのような描写でしか表すことの