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◎編集者コラム◎ 『今読みたい太宰治私小説集』太宰 治
小さい頃から大好きだった、老舗の和菓子屋さん。誰もが「美味しい」と認めながらちょっとイマドキ感には欠けるかな、というおやつ。たとえば、福砂屋のカステラ。それが今では「フクサヤキューブ」という、ポップでカラフルなボックスに小分けのカステラを詰めて、おしゃれでカジュアルなイマドキの手土産に変身したように。
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危機の読書
 米国では、人種差別が依然、深刻な問題だ。米中西部ミネソタ州ミネアポリスで2020年5月に黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警官の暴行によって死亡した。本件に関する裁判で白人元警官に対して21年4月20日、陪審団は第2級殺人罪など問われていた全ての罪で有罪評決を言い渡した。
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◎編集者コラム◎ 『まぎわのごはん』藤ノ木 優
 小説『まぎわのごはん』の編集業務を担当させていただきました、A田と申します。 先日、フェイスブックを開いたところ「7年前を振り返ろう」というメッセージとともに、友人と撮影した一枚の写真が目に入ってきました。
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◎編集者コラム◎ 『かぎ縄おりん』金子成人
「あたしは、お父っつぁんの敵を取りたいんだよっ」
 どうですか、このすがすがしいまでの啖呵! 本作のなかで、担当編集いちばんのお気に入りのセリフです(お気に入りすぎて、帯の表4にも入れました)。 時は文政9年、11代将軍家斉の時代。主人公おりんは日本橋堀留にある駕籠屋の娘、花も恥じらう18歳……なのに
◎編集者コラム◎ 『汚れなき子』著/ロミー・ハウスマン 訳/長田紫乃
ドイツ・アマゾンのレビュー数1756、★平均4.5超!
 米アマゾン、発売7か月でレビュー数3145、★平均4.5超!※いずれも2021/5/25現在 欧米で今もリアルタイムで大ヒット中!!
 ドイツ・ミステリの新星ロミー・ハウスマンによるデビュー作、『汚れなき子』(原題 : Liebes Kind)をお届けします。
◎編集者コラム◎ 『囁き男』著/アレックス・ノース 訳/菅原美保
《背筋の凍るような恐ろしい犯罪が題材であっても、読み手の心の奥底まで入りこんで感情を揺さぶり続け、読み終わった後もなかなかその状態から放してくれず、いつまでも心に居続けるミステリーに出くわすことがある。本書『囁き男』はまさしくそんな一冊だ》翻訳ミステリー・映画ライターの♪akiraさんによる、解説の中の言葉です。
今月のイチオシ本【ノンフィクション】
 新型コロナウイルスの流行で世界中が注目し、日本の底力を見せた商品が「マスク」だ。一年前、自分と他人の感染予防に、日本人の多くは当たり前にマスクをつけた。そのため品薄になり買いだめが起こったのは記憶に新しい。そのマスクの一種に、ダチョウの並外れた免疫力によって生成された抗体を処方した製品がある。
◎編集者コラム◎ 『旅だから出逢えた言葉 Ⅱ』伊集院 静
〝「コロナ禍で旅にいくこともままなりません。伊集院さんはどうお考えですか」しかし、よくよく考えてみれば、その答えも本書にあるように思える。本を読めばいいのだ。〟これはタレントで先日吉川英治文学新人賞を受賞された作家の加藤シゲアキさんが執筆してくださった本書の解説からの抜粋です。

◎編集者コラム◎ 『鴨川食堂ごちそう』柏井 壽
 かたつむり、最近見かけなくなりましたね。私が子どもだった20年ほど前には、学校の帰り道や、公園にある紫陽花の葉っぱにくっついていたのですが……。梅雨になると、毎年かたつむりのことを思い出します。さて、梅雨まっただ中の6月7日、柏井壽さんがご執筆された「鴨川食堂」シリーズの第8弾、『鴨川食堂ごちそう』が発売になります。
『脳男』シリーズ待望の新作。といっても、今一つピンとこない方もいるかも。それもそのはず、前作から何と一四年ぶりの第三作なのである。 『脳男』は二〇〇〇年の第四六回江戸川乱歩賞受賞作で、愛宕市という中部地方の架空の都会を舞台にした話。市警の茶屋警部は街を震撼させている爆弾魔を逮捕しにアジトへ乗り込むが、つかまえたのは犯人
 主人公は、高校一年生の漣。父親の海外赴任に伴い、保育園の年長の時から中二で帰国するまで、八年間タイのバンコクで暮らしてきた。漣には歳の離れた姉・まどかがいて、彼女は漣がバンコクにいる間に結婚し、離婚していた。今は実家に戻っているまどかは、漣の記憶にある彼女とは別人のようになっていて、両親も漣も、まどかに対しては腫れ物に触るように接している。
◉話題作、読んで観る?◉ 第38回「いのちの停車場」
 現役の医師・南杏子の医療小説を、『孤高のメス』『八日目の蝉』の成島出監督が映画化。122作目の映画出演となる吉永小百合が、初めて医師役に挑んでいる。白石咲和子(吉永小百合)は東京にある救命救急センターに勤めるベテラン医だったが、センター内で起きたトラブルの責任を負い、退職する。咲和子の新しい職場は、故郷・金沢市にある
今月のイチオシ本【歴史・時代小説】
 デビュー作『虎の牙』、二作目『落梅の賦』と戦国時代の武田家にこだわってきた武川佑は、三作目となる本書で、架空のヒロインを主人公に、先行作が少ない室町六代将軍・足利義教の時代を舞台に選んだ。迫力の戦闘シーンや重厚なテーマを継承しつつも作風を広げたところは、新境地といっても過言ではない。
HKT48田島芽瑠の「読メル幸せ」
5月になりました🎏 鯉のぼりを見るとあったかい気持ちになるんですよね。町って感じする!商店街とかで見かけたら特に。リリースがあったりコンサートがあったりと5月はアイドルの仕事が盛り沢山です!
「この絵、誰を描いたものか分かりますか?」——長崎での取材から戻ってきたノンフィクション作家・広野真嗣氏は、興奮気味にそう話していた。その絵というのが、本書のカバーにも掲載した「ちょんまげ姿のヨハネ」の聖画である。
危機の読書
 近代の特徴は能力主義(メリトクラシー)だ。アーネスト・ゲルナーはそれを去勢との比喩で解説した。日本でも能力主義が社会の基調となっている。中高校生は偏差値、大学生は就職活動でのコミュニケーション力、社会人になっても人間力というような「能力」でふるい分けられるという仕組みから逃れることができない。
◎編集者コラム◎ 『くさまくら 万葉集歌解き譚』篠 綾子
 万葉集歌解き譚シリーズ最新刊は、江戸の東郊にある歌の名所・葛飾の真間へのワンデイ・トリップから始まります。賀茂真淵の弟子で薬種問屋と油問屋を兼ねる伊勢屋の娘・しづ子と、同じく弟子の若侍・加藤千蔭、伊勢屋に出入りする陰陽師の末裔で総髪の占い師・葛木多陽人、それに小僧の助松を加えた四人
◎編集者コラム◎ 『もう時効だから、すべて話そうか 重大事件ここだけの話』一橋文哉
「チクショー」  午前七時、いつものように独房で目を覚まし、朝食を残さず平らげた約四十分後、刑務官から「出房だ」と促されると、運命を悟ったのか思わず男は叫び声をあげた――。  叫び声の主は、死刑が執り行われた2018年7月6日朝の、オウム真理教元代表・麻原彰晃(本名・松本智津夫)です。