新刊エッセイ

最所篤子『ジェリコの製本職人』
シスターフッドと紙の本 本作は2022年刊行の『小さなことばたちの辞書』の姉…
藤原麻里菜『不器用のかたち』
とりあえず何か作らね? 2013年の6月頃、19歳だった私は実家のリビングで…
鈴峯紅也『戦国剣銃伝』
20年の時を経て 長い話を書き終えた後でした。「次は何を書く? 判型は四六で…
平谷美樹『天酒頂戴』
引き裂かれた親友たちの物語 歴史の中には、学校では習わない出来事がたくさんあ…
横関 大『誘拐ジャパン』
最初で最後の誘拐モノ(たぶん) 誘拐モノを書きたい。ミステリー作家なら誰もが…
浜口倫太郎『サンナムジャ ヤンキー男子がK-POPに出会って人生が変わった件』
ヤンキーアイドル 「今度息子が韓国のオーディション番組に出るので、見てくれま…
井上荒野『だめになった僕』
時を逆行する男と女の物語 「アレックス」という映画がある。製作は2002年と…
福徳秀介『耳たぷ』
恋愛、たとえばタオル形 自分に合うタオルがある。風呂上がり、棚にタオルが何枚…
赤神 諒『碧血の碑』
敗者にアラズ つくづく人生とは、思うに任せぬものですよね。私は小説の中で、様…
中澤日菜子『シルバー保育園サンバ!』
ひとは、幾つになっても成長できる 『シルバー保育園サンバ!』のもともとの原稿…
伊多波 碧『生活安全課防犯係 喫茶ひまわり』
踏みとどまる 今回警察小説を書くにあたり、思い出したことがある。数か月前、警…
榎本憲男『エアー3.0』
北上次郎さんの褒め言葉 僕の小説を最初に批評してくれたのは北上次郎さんで、「…
真梨幸子『ウバステ』
今日の常識は未来の非常識 ここ数年、昭和の常識を振り返り、若者たちが驚愕する…
東川篤哉『新 謎解きはディナーのあとで2』
変わったけれど変わらない お陰さまでこの度、『新 謎解きはディナーのあとで2…
森岡督行『銀座で一番小さな書店』
この道26年 この本は、2022年4月から2023年10月にかけて、小学館の…
乙川優三郎『立秋』
小説の中のリアル いわゆるやくざの親分らしい人の家で、父とその人が花札をする…
大前粟生『かもめジムの恋愛』
他人と出会うことで癒やされていくもの 私には他人のことを、他人だというだけで…
中澤日菜子『働く女子に明日は来る!』
働くみんなに明日は来る! テレビドラマの制作現場は過酷だ。演技をする俳優陣…