新刊エッセイ

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大津祥子『彼女の最初のパレスチナ人』
カナダ在住、パレスチナ・ルーツの人々の物語 本書は、両親がパレスチナ人で自身…
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吉川 凪『明日の恋人たち』
喜びとも悲しみともつかぬ震えの物語 韓国の現代文学は、社会の闇を暴き、問題を…
佐々木裕一『警視庁の忍者』
世界中の読者に届けたい 担当の編集N氏と、神楽坂のお店で食事をしていた時、次…
代田亜香子『アイとムリ』
いい意味で想像を裏切られる動物視点の物語 原書の『The Eyes and …
垣根涼介『蜻蛉の夏』
結局、好きなことしかやっていない。 作家としてプロデビューしてから、25年が…
森 バジル『探偵小石は恋しない』
固有名詞をお借りする 自分がこれまで書いてきた2作の単行本では、どちらも実在…
水庭れん『右から二番目の星へ』
免許更新 先日、普通自動車免許の更新に行ってきました。運転機会の少ない私は「…
穂村 弘『短歌のガチャポン、もう一回』
制服は卒業したらば真っ先に切り刻みます 大学生の時に短歌というジャンルに出合…
藤岡陽子『春の星を一緒に』
人は最期の瞬間まで幸せを感じることができる 物語の主人公は40歳のシングルマ…
カレー沢 薫『〆切りは破り方が9割』
日本の労働環境は厳しい、だが全てがそうではない。 以前から連載していた漫画家…
飯嶋和一『南海王国記』
南海王国記──日本・中国・台湾を結ぶ海の三國志 17世紀の半ば、「国姓爺船」…
村上しいこ『海は忘れない』
偶然の物語に込めたもの 正直この私が戦争をテーマに小説を書くとは思ってもいま…
田丸雅智『もしも料理店』
ようこそ、もしも料理店へ 「うちのレストランは、一風変わっておりまして。本日…
上村裕香『ほくほくおいも党』
ほくほくおいも党は、フィクションです。 いまでも、覚えている光景があります。…
桜井美奈『盗んで食べて吐いても』
行き先のわからない旅 ──小説を書くのは旅に出るようなものだ──そんな言葉を…
金子ユミ『笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち』
私と笑う四姉妹 私のもっとも古い記憶は、二歳の時にさかのぼる。親戚一同で訪れ…
薬丸 岳『こうふくろう』
コロナ禍の激動の時代を描きたい 2020年初頭から世界中に蔓延した新型コロナ…
相場英雄『楽園の瑕』
キャラ使い回しの術 さて、樫山順子とは何者か。東大を経て警察庁に入ったキャリ…