新刊エッセイ

福澤徹三『マチルダによろしく』
昭和も令和も変わらないもの 本書は、ふたりの視点で物語が進んでいく。ひとりは…
秋谷りんこ『こころのカルテ 潜入心理師・月野ゆん』
死にたい気持ちが目に見えたら。 私は13年間、精神科病棟で看護師として働いて…
有馬美季子『花蝶屋の三人娘』
水茶屋の麗しい三人娘、裏の顔は仇討ち屋? 江戸時代の水茶屋と申しますと、現代…
古内一絵『風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン』
「風駆け」シリーズ完結 「灼熱のメイダン」は、地方競馬の零細厩舎に所属する女…
米津篤八『不便なコンビニ2』
コンビニは人生の回り舞台 チリン。コンビニのドアを開けると、ベルの音が鳴る。…
町田そのこ『月とアマリリス』
初めてづくしの特別な物語 登場人物たちが勝手に、自由に動き始めた。ときどき、…
関口英子『オリーヴァ・デナーロ』
少女オリーヴァが放つ心の叫び 本書は、女性に生まれただけで刑を宣告されたのも…
原田 勝『ウクライナ わたしのことも思いだして 戦地からの証言』
砲撃の中、今なお続く人々の暮らし 2月24日で、ロシア軍がウクライナに侵攻し…
加藤かおり『サヨナラは言わない』
追悼から生まれるレジリエンス 大切な人を喪ったとき、悲しみをどう乗り越えるの…
松永弘高『先駆けの勘兵衛』
七度主君を変えねば、武士とは言えぬ 表題のフレーズをご存じだろうか? 戦国武…
田口俊樹『捜索者の血』
とにもかくにもはずれがない タイトルに書いちゃったけど、もう一度書きます、と…
村上しいこ『みけちゃん永遠物語』
愛おしいモフモフ 猫好き児童文学作家を自称する村上しいこです。小学館からはY…
村崎なぎこ『オリオンは静かに詠う』
旅路の果て 私が生まれ育った栃木県宇都宮市は小倉百人一首ゆかりの街で、日本最…
鳴海 章『鬼哭 帝銀事件異説』
帝銀事件の理由 『鬼哭 帝銀事件異説』には、主人公が土下座して、涙をぽろぽろ…
福田果歩『失うことは永遠にない』
まぼろしのような幸福感 実は、この小説を書いたのはいまから10年ほど前になり…
奥野じゅん『午前二時不動産の謎解き内覧』
死ぬ0.1秒前、人は何を思うのか? はじめまして。奥野じゅんと申します。主に…
吉野弘人『リッチ・ブラッド』
常に挑戦を続ける作家 ロバート・ベイリーの新シリーズ第1作『リッチ・ブラッド…
嶽本野ばら『ピクニック部』
還暦でロリータデビュー 「倍返しだ!」が決め台詞のあのドラマを、最近初めて観…