新刊エッセイ

はらだ有彩『「烈女」の一生』
人生という長い長い時間 「この人の名前は何というんだろう?」と思ったのは、小…
夏川草介『君を守ろうとする猫の話』
「ようこそ、新たな迷宮へ」 本書『君を守ろうとする猫の話』は、2017年に上…
ヘレンハルメ美穂『アフガンの息子たち』
水面にかすかなざわめきを残して消える石 タイトルは『アフガンの息子たち』冒頭…
伊吹亜門『帝国妖人伝』
恋文がわりの妖人伝 ミステリの醍醐味は意表を衝かれることだと思っています。明…
中山七里『有罪、とAIは告げた』
AIなんて知るか、と作者は言った 「AI裁判について書きませんか」小学館の担…
まさきとしか『あなたが殺したのは誰』
断捨離を知らなかった私たち モノへの執着は薄いほうだと思う。捨てられないモノ…
長月天音『私が愛した余命探偵』
『悲しい』よりも『楽しい』がいい 私は夫を自宅で見送った。自宅といっても賃貸…
古矢永塔子『初恋食堂』
「かっこいいジジイ」 本作『初恋食堂』は、2019年に第1回日本おいしい小説…
柏木伸介『革命の血』
構想34年、執筆期間14年うち改稿期間4年 私は愛媛県松山市という保守的な町…
麻宮 好『母子月 神の音に翔ぶ』
ありがとう! WBC ストライクが入らない。原稿の話である。初稿。編集さんか…
水村 舟『県警の守護神 警務部監察課訟務係』
警察官になりたかった、なれなかった ある情報サイトで本書を取りあげて頂いた際…
大谷真弓『アフェイリア国とメイドと最高のウソ』
『失敗という名の国で、国家元首になりすますメイド』 〝政治 ウソ〟で検索する…
額賀 澪『タスキ彼方』
戦時下に開催された〝靖国神社にゴールする箱根駅伝〟 2024年1月、第100…
花田菜々子『モヤ対談』
会いたい人に会うことは 若い頃に読んだ本で、なぜか忘れられないエピソードがあ…
真山 仁『失敗する自由が超越を生む 量子物理学者 古澤明の頭の中』
夢を形にするメソッドの全てを凝縮 あんまり騒ぐと運命の女神が逃げてしまうかも…
辻堂ゆめ『山ぎは少し明かりて』
揺らぐふるさとと憧れ ふるさとという言葉に妙に惹かれていた。小学生の頃から。…
呉 勝浩 『Q』
夜と夜明けのあいだ、県道は青白いというよりどす黒い 前作の『爆弾』が思いのほ…
内田洋子『見知らぬイタリアを探して』
どんな色にも物語がある。色を巡る旅で、知らなかったイタリアと会う。 コロナ禍…