新刊エッセイ

関口英子『オリーヴァ・デナーロ』
少女オリーヴァが放つ心の叫び 本書は、女性に生まれただけで刑を宣告されたのも…
原田 勝『ウクライナ わたしのことも思いだして 戦地からの証言』
砲撃の中、今なお続く人々の暮らし 2月24日で、ロシア軍がウクライナに侵攻し…
加藤かおり『サヨナラは言わない』
追悼から生まれるレジリエンス 大切な人を喪ったとき、悲しみをどう乗り越えるの…
松永弘高『先駆けの勘兵衛』
七度主君を変えねば、武士とは言えぬ 表題のフレーズをご存じだろうか? 戦国武…
田口俊樹『捜索者の血』
とにもかくにもはずれがない タイトルに書いちゃったけど、もう一度書きます、と…
村上しいこ『みけちゃん永遠物語』
愛おしいモフモフ 猫好き児童文学作家を自称する村上しいこです。小学館からはY…
村崎なぎこ『オリオンは静かに詠う』
旅路の果て 私が生まれ育った栃木県宇都宮市は小倉百人一首ゆかりの街で、日本最…
鳴海 章『鬼哭 帝銀事件異説』
帝銀事件の理由 『鬼哭 帝銀事件異説』には、主人公が土下座して、涙をぽろぽろ…
福田果歩『失うことは永遠にない』
まぼろしのような幸福感 実は、この小説を書いたのはいまから10年ほど前になり…
奥野じゅん『午前二時不動産の謎解き内覧』
死ぬ0.1秒前、人は何を思うのか? はじめまして。奥野じゅんと申します。主に…
吉野弘人『リッチ・ブラッド』
常に挑戦を続ける作家 ロバート・ベイリーの新シリーズ第1作『リッチ・ブラッド…
嶽本野ばら『ピクニック部』
還暦でロリータデビュー 「倍返しだ!」が決め台詞のあのドラマを、最近初めて観…
櫛木理宇『逃亡犯とゆびきり』
シスターフッドな女たち 今回、小学館様からの初の単行本が発売される運びとなり…
最所篤子『ジェリコの製本職人』
シスターフッドと紙の本 本作は2022年刊行の『小さなことばたちの辞書』の姉…
藤原麻里菜『不器用のかたち』
とりあえず何か作らね? 2013年の6月頃、19歳だった私は実家のリビングで…
鈴峯紅也『戦国剣銃伝』
20年の時を経て 長い話を書き終えた後でした。「次は何を書く? 判型は四六で…
平谷美樹『天酒頂戴』
引き裂かれた親友たちの物語 歴史の中には、学校では習わない出来事がたくさんあ…
横関 大『誘拐ジャパン』
最初で最後の誘拐モノ(たぶん) 誘拐モノを書きたい。ミステリー作家なら誰もが…