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おおくあきこさん
 まず、タイトルにひと目惚れでした。綿矢りささんの小説『勝手にふるえてろ』をプロデューサーから渡され、ページを開く前から若い女の子が「大変だ、大変だ」と暴れ倒しているイメージが湧いてきたんです。私自身
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 昨年、五年ぶりに発表された『「茶の湯」の密室』で第二期が開幕した、愛川晶〈神田紅梅亭寄席物帳〉シリーズ。それから十カ月という早さで上梓された最新作『手がかりは「平林」 神田紅梅亭寄席物帳』は、これま
今村さん
──『屍人荘の殺人』は、新人賞受賞作としては珍しいほどの反響を呼びました。おもしろかったのが、本文の九十三ページで明らかになる「仕掛け」について、誰もが気を遣って、ネタばらしをしないようにSNSなどで
原田ひ香さん
ランチ+酒+夜間のお仕事 「昔から担当してくれている集英社の編集者に、“今回の本はこれまで書いてきた要素を全部盛り込みましたね”と言われて。確かにそうだなと思って。食べ物の話だし、変わった職業が出てく
岡崎琢磨さん
デビュー直後の自分の意気ごみが表れた作品   岡崎……『さよなら僕らのスツールハウス』の1話目を書き出したのは、2013年の夏ごろです。当時、ドラマ『シェアハウスの恋人』が放送されていたり、
ぱでぃんとん
 少しずつ寒くなってきた。外で遊ぶのも楽しいけど、暖かい部屋の中で温かいお茶を飲みながら大好きな本を読む時間が格別に楽しくなってくる。  今回は、普通に暮らしている人々のところに、ある日突然、動物やロ
ぎっちょんちょん
 早いものでもう年末、飲み事の多い季節がやってきました。いい気分に酔っ払って家路につき、その日起きた出来事や話した事に思いを馳せながら本をめくる事ができる、幸せな季節です。今日は、帰ってもう一杯飲みな
知念さん
『崩れる脳を抱きしめて』は、二〇作目にして初となる恋愛小説だ。執筆のきっかけは、編集者からの意外な提案だった。 「『時限病棟』(「病棟」シリーズ第二弾)の編集者から、次はがらっと作風を変えて、恋愛モノ
大森さん
 三浦しをんさんの小説は、平易な文章で希望が綴られるという印象を持つ方が多いんじゃないでしょうか。『まほろ駅前多田便利軒』『まほろ駅前狂騒曲』と三浦さんの小説を2本映画化した僕もそう思っていました。
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 2017年の小説界でいちばん大きな話題を集めたデビュー単行本は、たぶんこれだろう。本書発売と同時に14歳の誕生日を迎えた著者・鈴木るりかは、新聞やテレビでも“驚異のスーパー中学生„としてひっぱりだこ
ごはん
○月×日  今日のお昼は休憩室でコンビニのツナマヨおにぎり、ハムレタスサンド。最近この組み合わせにはまっている。私は気に入ったらひたすらそれだけを食べる。そして、飽きたら一切食べなくなるという変な食べ
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 武田信玄に仕えた山本勘助を主人公にした短編「鬼惑い」で、第一回「決戦!小説大賞」の奨励賞を受賞した武川佑の初の単行本『虎の牙』は、信玄の父・信虎を軸に戦国初期の東国を描いている。  傷ついた敵将を助
松原葉子さん
 昨年六月の刊行からじわじわと版を重ねている英国発のヒット作『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(小学館文庫、デボラ・インストール作)。主人公は「やだ」を連発するイヤイヤ期の男の子のようなぽんこつロボット
石黒さん
天才型の太宰治に惹かれた学生時代   ──ロボット工学の独創的な研究で知られる石黒教授は子どもの頃から集中力がずば抜けていた。  幼い頃から、画家になりたいと思っていたんです。小学校低学年の
早弁
「思い出の味」というお題を頂戴して、即座に様々な記憶が呼び覚まされた。いずれも自分にとっては大切な記憶であり、味である。しかし、それらについて記した文章が読者にとって面白いものになるかどうか、今ひとつ
あさのあつこさん
 本を開くと目に飛び込んでくるのは、九江泰樹と瀬戸田萌恵という二人の名前が記された結婚式の招待状だ。「わたしたちが、わたしたちの新たな旅立ちを祝っていただきたいと思う方々だけをご招待した、ささやかな宴
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 血腥い場面が苦手な向きは要注意の出だしだ。主人公の兼高昭吾とその相棒の室岡秀喜は暴力団東鞘会系神津組の組員にして処刑人。東鞘会は内部抗争が激化しており、ふたりは七代目会長十朱義孝に楯突く元幹部喜納修