熱血新刊インタビュー

kakimurasan
 山の麓にある集落で暮らす中学三年生の少女・住谷はじめは、ゴールデンウィーク終盤に同級生から衝撃のニュースを知らされる。この地で古から語り継がれてきた昔話「権三郎狸」の狸が、村唯一の旅館に滞在している
asaisan
 本作は二〇一六年四月から一年間、「日本農業新聞」で連載された。新聞社からの依頼内容は、今まで経験したことがない種類のものだったと言う。 「専門紙なので、読者は農業に従事してらっしゃる方が多いです。農
道尾秀介さん
 東西を流れる西取川によって「上上町」と「下上町」に分かれるその地域は、川漁師が舟の上で松明を揺らし、鮎を驚かせて網に追い込む火振り漁で知られている。もうひとつの名所は、全国的にも珍しい「遺影専門」の
黒野さん
 きっかけは、飲み会での雑談だった。 「『限界集落株式会社』の続編(『脱・限界集落株式会社』)を書いて、地域復興という題材に関しては自分なりにやり切った、このシリーズの続きはもうないなと感じていたんで
konndou sann
 小説家の「わたし」が、手書きのファンレターを読むシーンから物語は始まる。〈実は、お手紙を書いたのは、先生がわたしたちの話に興味を持つのではないかと思ったからです。(中略)わたしと友達ふたりの、三十年
小嶋さん
 インタビュー当日の朝、小嶋陽太郎は特急あずさに乗って長野県松本市から上京した。彼は生まれ故郷である松本に今も暮らしている。『悲しい話は終わりにしよう』は、第七作にして初めて、この町を実名で登場させた
知念さん
『崩れる脳を抱きしめて』は、二〇作目にして初となる恋愛小説だ。執筆のきっかけは、編集者からの意外な提案だった。 「『時限病棟』(「病棟」シリーズ第二弾)の編集者から、次はがらっと作風を変えて、恋愛モノ
あさのあつこさん
 本を開くと目に飛び込んでくるのは、九江泰樹と瀬戸田萌恵という二人の名前が記された結婚式の招待状だ。「わたしたちが、わたしたちの新たな旅立ちを祝っていただきたいと思う方々だけをご招待した、ささやかな宴
阿部智里さん
 山内と名付けられた異世界を舞台にした和風ファンタジー〈八咫烏シリーズ〉の第六作『弥栄の烏』では、八咫烏の一族と宿敵・大猿との最終決戦が描かれている。 「これまではシリーズのどこからでも、単体で読める
高殿円
 すべての始まりは、自身初となる新聞小説の依頼が舞い込んだことだった。 「最初は週一回刊行の子ども新聞で連載を、という話だったんです。うちには小学四年生の息子がいるんですけど、まぁ頭の中はドッヂボール
浅田次郎
 一年のうち三分の一から四分の一は旅をしていると公言する浅田次郎は、旅の経験や発見を小説に溶かし込んでいく一方で、旅の出来事をダイレクトに綴るエッセイも二〇〇二年から毎月一本、原稿用紙七枚のボリューム