熱血新刊インタビュー

荒木あかね『此の世の果ての殺人』
謎の魅力 今年五月、ミステリーの老舗新人賞として知られる江戸川乱歩賞に荒木あ…
宇野 碧『レペゼン母』
分かり合いたい 和歌山で梅農園を経営する〝おかん〟がヒップホップという武器を…
ブレイディみかこ『両手にトカレフ』
希望の強度 エッセイ集『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が国民的…
浅倉秋成『俺ではない炎上』
俺は悪くない? 就職活動を題材にした『六人の噓つきな大学生』が二〇二二年本屋…
町田そのこ『宙ごはん』
親も成長する 孤独の持ち主たちが擬似家族を形成し、回復していく姿を描き出した…
朝比奈あすか『ななみの海』
いい大人になりたい 『憂鬱なハスビーン』で第四九回群像新人文学賞を受賞しデビ…
石田夏穂『我が友、スミス』
生きてるだけでユーモラス 第四五回すばる文学賞佳作を受賞し、第一六六回芥川賞…
東山彰良『怪物』
「愛と自由」の物語 台湾を舞台にした青春ミステリー『流』で二〇一五年に第一五…
蝉谷めぐ実『おんなの女房』
おんなを味わう 江戸の歌舞伎役者たちの生き様をミステリ的趣向とともに綴った『…
斜線堂有紀『愛じゃないならこれは何』
恋は「殉ずる」の一択 二〇二〇年八月に刊行した特殊設定ミステリ『楽園とは探偵…
君嶋彼方『幻月と探偵』
諦めた先の人生 第一二回小説 野性時代新人賞を受賞した君嶋彼方の『君の顔では…
乙一 × 吉田大助 ◇熱血新刊インタビュー【特別編】
僕の100回、僕たちの19年、そしてこれから 吉田大助氏による本誌「STOR…
伊吹亜門『幻月と探偵』
時代のWHYを探して 第一二回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む『刀と傘 明治…
織守きょうや『花束は毒』
「酷さ」というフロンティア 第二二回日本ホラー小説大賞読者賞受賞作から始まる…
芦沢 央『神の悪手』
言葉と出合う、世界を広げる 直木賞をはじめ各種文学賞へのノミネートが続く芦沢…
真藤順丈『われらの世紀 真藤順丈作品集』
小説の噓と真実 戦後の沖縄を舞台にした青春群像小説『宝島』で第一六〇回直木賞…
鈴村ふみ『櫓太鼓がきこえる』
才能がなくても、やる 第三三回小説すばる新人賞を受賞した『櫓太鼓がきこえる』…
一穂ミチ『スモールワールズ』
隣人を愛する 同人誌活動を経て二〇〇八年に商業デビューし、ボーイズラブ小説界…