ハクマン 部屋と締切(デッドエンド)と私
漫画家・カレー沢薫による連載毒舌エッセイ。
この原稿は一応「進捗どうですか」と催促が来る前に書き始めているが、明日には来ると予想されている、ついこの前〆切が終わったはずなのに、おかしい。
このように作家というのは〆切から〆切にワープするタイム
またこの原稿を催促が来てから書いている。
2回ぐらいは催促前に原稿を出したのだが、私の連載のように長くは続かなかった。
だが、漫画家コラムとは言っても私の本業は何度も言っているように無職だし、本数だ
前回、プロアマ問わず、漫画などの創作をする者にとって「読んでいるヤツがいる」というのは大きなモチベーションであり、感想があればなお良い、と言った。
特に肯定的感想は、漫画家にとってはシャブみたいなも
そろそろ怒られそうな気がするので、今回は催促が来る前にこの原稿に着手している。
だが今回は〆切りなどより遥かに大きな問題に直面することとなった。
書くことがない。
これは私だけではない。おそらく作家
また担当からの催促を受けてこの原稿を描いている。
私はこう見えて原稿を催促されることは少ないのだが、何故かこの連載だけはよく催促される。
これはコラムのテーマ自体が「漫画家」なので、漫画家特有の「〆
確定申告の季節だ。
私は企業に属しているタイプの無職ではなく、フリーの無職なので、当然確定申告の必要がある。
私は去年から確定申告は税理士に任せている。
税理士に頼むほどの収入があるかと言われたら「
今まさに「原稿まだですか」という催促メールが来てこの原稿を書いている。
私は、クオリティを始めとした全てを犠牲にして、〆切りだけは守るようにしているのだが、最近年のせいか、〆切り自体を忘れるのはもち
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
「よろしく」と言うのはもちろん私の本を買って燃やすことだ。だからと言って本屋には行くな、ポチれ。書店に行ったところで私
連載2回目ということで、今回は景気よく「打ち切り」の話をしたいと思う。
私も9年漫画家をやっているので、連載が終了している作品も多々あるのだが、その全てが打ち切りで終わっている、パーフ
誰も私のことを知らないと思うので最初に自己紹介をさせてもらいたい。
名前は「カレー沢薫」職業は無職、あとこれは本名だ。
無職だが副業として漫画を描いたりこのような文章を書いているので担