小学館文庫

週末は書店へ行こう!
ミニシアターといえば浮かぶ作品がある。まさにミニシアターブームの火付け役となり、当時自身も足を運んだ『ニュー・シネマ・パラダイス』と『ベルリン・天使の詩』だ。小さめの空間でスクリーンから語りかけられた映画は、今も忘れられない。
週末は書店へ行こう!
小さい時から怖いものが好きだ。たぶん、原体験は夏休みに放送されていた『あなたの知らない世界』。そして、藤子不二雄(A)先生の『魔太郎が来る!』や、楳図かずお先生の漫画たち。あの頃は、『世にも奇妙な物語』のホラー回も手加減なしで怖かった。
 週末、貴方がフラリと書店に寄ったとします。お気に入りの漫画の新刊チェックも兼ねて訪れる馴染みの書店。「お? 雑誌の表紙だけでも季節感出るものなんだね」店内レイアウトや初々しいレジスタッフの入れ替わりにも、季節の移り変わりを感じてほっこりするのでしょう。そんな時、店頭に積みあがったこの本『星を掬う』が目に留まります。
 あなたに友達はいますか?「お前たち、クラス全員誰一人欠けることなく集まることはこの先一生ないぞ」と中学卒業式の日に先生がそう言った。それを聞いた私たちはそんなわけがない、クラス会で必ず集まるんだと騒ぎ、廊下まで響き渡るブーイングが起きたが、賭けてもいいと先生はやけに強気だった。別に誰かが死ぬと言っているわけじじゃない
週末は書店へ行こう!
《スターリングラードにおけるソ連軍の勝利。この一語を得るために失った人命は、ソ連軍が一一〇万人、市民二〇万人。(中略)
枢軸軍は七二万人を失った。総勢二〇〇万人超の死。これは第一次世界大戦で最大の要塞攻防戦、ヴェルダンの戦いを遥かにしのぐものだった。》「第四章 ヴォルガの向こうに我らの土地なし」より
 ウイルスの感染拡大を抑止するため、人との身体的距離を空けることを推奨する「ソーシャル・ディスタンス」は、その耳慣れなさも相まって急速に定着したが、本来は親密性の程度を表す社会学用語であり、つながりは保つべきという意味で、「フィジカル・ディスタンシング」への言い換えをはかる動きがある。
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《無戸籍》について、今まで耳にしたことはあっても、深く考えたことがなかった。この小説の中でテーマとなり掘りさげられ、現実問題として考えさせられる。なんらかの事情で出世届が提出されず、戸籍のないまま生きている人たちがいる。
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もう15年も前の話。当時私は2歳になる息子の手を引いていた。転ばず、余計なものに気をとられず、出来るだけまっすぐ歩けるように。私を頼りに歩くその小さな手を握りながら、彼の未来が明るいものであるようにと願ったものだ。
 あなたは幽霊の存在を信じますか? 霊がいるかいないかではなく、幽霊を信じるか信じないかのお話。私は、もちろん幽霊はいないとは思っています。独身時代に過ごした貸家を転勤の為退去する際に挨拶に伺った大家さんから「あら、そう引っ越すのね。…やっぱり出たの?おばあちゃん?」
 小学生のとき、クラス全員が朝食になにを食べてきたのか順番に言わされたことがあった。模範的な朝食のメニューが次々と披露されるなかで、決して裕福な家庭で育ったわけではない私は自分が食べたものを正直に答えられずに前の席の子とまったく同じ味噌汁と魚というメニューを答えた。
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 神生島(かみおじま)は日本の本土から離れた島である。本土(本書では「くが」と呼ばれる)では「ゴイッシン」が起きたという噂だが、島の人々には関わりのないことだ。そこに、「くが」から一ノ屋松造、通称イチマツが帰ってきた。5年前に島を出ていき、一ノ屋の家系は滅びると言われていたところに帰還してきたのだ。
 社会科の選択科目は「政治・経済」だった私にとって、歴史の授業は主に内職または睡眠に充てられた。本を読み、その登場人物を愛し、ストーリーを追いかけるのは何よりも好きだった少女が「歴史」にハマらなかったのは、ひたすら「点」を暗記するだけの作業に楽しさを見いだせなかったからだろう。
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 この世の男社会を、くるっと男女反転させてしまった小説が誕生した。なるほど、男女格差を正面から斬り込んでいくよりも、見えてくるものがクリアになる。
週末は書店へ行こう!
 社会科の選択科目は「政治・経済」だった私にとって、歴史の授業は主に内職または睡眠に充てられた。本を読み、その登場人物を愛し、ストーリーを追いかけるのは何よりも好きだった少女が「歴史」にハマらなかったのは、ひたすら「点」を暗記するだけの作業に楽しさを見いだせなかったからだろう。
 堂場瞬一作家デビュー20周年を記念したサイトにアンケートを提出したのは今年の春でした。その中で〝Q・こんな作品を読んでみたい〟との設問があり〝A・高校野球モノ。ありきたりかもしれませんが、堂場さんが書く高校野球はちょっとワクワクします〟と書いたところすぐに編集さんから返信があり「高校野球モノ、出しますよ」と。
 不幸の香りがする男性が好きだ。どことなく影のある人に惹かれるのだ。品行方正、清廉潔白というよりも、少し悪そうなほうがいい。シャツのボタンを一番上まできっちりとめている優等生よりも、学ランの下から赤いトレーナーが見えている不良っぽい子を。
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『生命科学での名声など、私にはまったく意味のないものだったんだ。ノーベル賞にも興味ない。ワトソンやクリックではなく、私は綾辻行人になりたかったんだ』(『硝子の塔の殺人』より、神津島太郎の発言)「館もの」――ミステリファン、とりわけ本格ミステリファンにとっては、何か特別な響きのある言葉だ。
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