新刊エッセイ

青山七恵『前の家族』
残り滓の逆襲 2020年の初頭、横浜港に入港したダイヤモンド・プリンセス号に…
はらだみずき『太陽と月 ジュニアユース編』
〝サッカー〟をわざわざ小説で読む必要なんてあるのか? 最近の僕は、プレミアリ…
増山 実『百年の藍』
過去と現在の糸で紡がれたジーンズの物語 初めてジーンズを目にした時のことを覚…
若松英輔『光であることば』
本の森に射す光 十六歳までは、ほとんど本を読んだことがなく、国語の成績は五段…
こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン』
教室の外のゴルディロックスゾーン 学校だけがすべてじゃない。教室の外にだって…
米津篤八『不便なコンビニ』
都市の闇を照らす人間ドラマ コンビニというのは、なぜあれほど魅力的なのだろう…
武田綾乃『なんやかんや日記 京都と猫と本のこと』
 この小説丸で二年半ほど連載していたエッセイが、ついに本になった。今までもエ…
小佐野 彈『ビギナーズ家族』
停止線ギリギリまで 『ビギナーズ家族』は僕にとって6作目の小説であり、歌集も…
月村了衛『香港警察東京分室』
作品執筆に至るまでの数奇な経緯 何を隠そう、『香港警察東京分室』は小説家デビ…
椹野道流『祖母姫、ロンドンへ行く!』
『祖母姫、ロンドンへ行く!』発行によせて ついに。ついに、「#祖母ロン」こと…
一色さゆり『カンヴァスの恋人たち』
あなたのままで大丈夫 はじめまして。筆者の一色さゆりと申します。ついに刊行さ…
トイアンナ『ハピネスエンディング株式会社』
愛されずに育ったすべての子どもたちへ告ぐ 「私は、愛されずに育ったんです」そ…
あさのあつこ『神無島のウラ』
神話と現実と トカラ列島の真ん中に位置する悪石島。そこに渡るために鹿児島港か…
吉村栄一『坂本龍一 音楽の歴史 A HISTORY IN MUSIC』
目を瞑って、龍をなでる。『坂本龍一 音楽の歴史』について 2009年ぐらいか…
岩井圭也『完全なる白銀』
「冬のデナリを登る人」 「女性と登山」という組み合わせを着想した原点は、おそ…
相場英雄『覇王の轍』
素朴な疑問が出発点 〈こんなビジネスモデルで、どうやって経営を続けていくんだ…
黒田小暑『ぼくはなにいろ』
「私」が生まれる前のこと 私が15歳のときに、私は生まれた。それまでの私は、…
前川仁之『逃亡の書 西へ東へ道つなぎ』
アース・シェアリングに向けて スペイン南部アンダルシア州の州都セビーリャから…