新刊エッセイ

福徳秀介『耳たぷ』
恋愛、たとえばタオル形 自分に合うタオルがある。風呂上がり、棚にタオルが何枚…
赤神 諒『碧血の碑』
敗者にアラズ つくづく人生とは、思うに任せぬものですよね。私は小説の中で、様…
中澤日菜子『シルバー保育園サンバ!』
ひとは、幾つになっても成長できる 『シルバー保育園サンバ!』のもともとの原稿…
伊多波 碧『生活安全課防犯係 喫茶ひまわり』
踏みとどまる 今回警察小説を書くにあたり、思い出したことがある。数か月前、警…
榎本憲男『エアー3.0』
北上次郎さんの褒め言葉 僕の小説を最初に批評してくれたのは北上次郎さんで、「…
真梨幸子『ウバステ』
今日の常識は未来の非常識 ここ数年、昭和の常識を振り返り、若者たちが驚愕する…
東川篤哉『新 謎解きはディナーのあとで2』
変わったけれど変わらない お陰さまでこの度、『新 謎解きはディナーのあとで2…
森岡督行『銀座で一番小さな書店』
この道26年 この本は、2022年4月から2023年10月にかけて、小学館の…
乙川優三郎『立秋』
小説の中のリアル いわゆるやくざの親分らしい人の家で、父とその人が花札をする…
大前粟生『かもめジムの恋愛』
他人と出会うことで癒やされていくもの 私には他人のことを、他人だというだけで…
中澤日菜子『働く女子に明日は来る!』
働くみんなに明日は来る! テレビドラマの制作現場は過酷だ。演技をする俳優陣…
中村 航『大きな玉ねぎの下で』
大きな玉ねぎの下で 爆風スランプが好きで、10代の頃、バンドで何曲もカバーし…
翔田 寛『二人の誘拐者』
フィクションとノンフィクションの狭間で 私はかつて出張が頻繁な職業に就いて…
青柳碧人『ナゾトキ・ジパング HANABI』
夏の夜空に大輪が咲く 花火に関して言えば、日本は最も啓蒙的で先進的な国です…
涌井 学『僕たちがゲームに人生を賭ける理由』
ゲームを食った子どもたち ゲームって受動的なものだと勝手に思っていました。だ…
中村汐里『天満つ星』
誰しもが秘め宿す「メルヘン」 メルヘンとは何物か。小学生向けの国語辞典(ちゃ…
桐衣朝子『赤パンラプソディ』
花ざかりの60代へ 『赤パンラプソディ』がどんな話か訊かれて「60歳の女性作…
小松亜由美『イシュタムの手 法医学教授・上杉永久子』
懐郷の解剖技官 ドラマや映画で「法医学」の存在は浸透しつつあるものの「解剖…